

失ったタナゴは飼育開始して5年目に突入し、それ以前に成体だった群れだから寿命と思ってあきらめた。それでも未練は捨てられず、成体に達しないタナゴを相手に二枚貝は産卵籠に移し管理していたけれど、産卵管の出ていない群れから産卵する訳もなく、ついには産卵籠から池の砂地に戻したのだ。
習性なのかどうか、産卵管が出ていなくても二枚貝に興味深々の行動をみせるから、ついつい「もしや・・・」や「ひょっとしたら・・・」と期待してしまう。
今期の池の環境は、いわゆる緑藻類が繁茂せず、茶色の藻が繁殖してきた。珪藻なのかどうなのか不明なのだが、緑藻類とは異なり池の低層にモヤモヤと増え続け砂地も覆ってしまう勢いがある。時折は排除しているけれど、簡単にバラける感じで綺麗にするのは至難だ。いわゆる「茶藻」と言われる珪藻類なら水中に拡散してくれれば貝の餌になるから大歓迎なのだが、餌にならない可能性もありうるから自前の混合人工餌を給餌している。
産卵母貝とならなければ、後は肥培するだけなので来季に向けしっかりと管理せねばなるまい。万が一、産卵された可能性も排除せず水草の繁る一角を設定してあるので稚魚はこの中に逃げ込めるだろうが、使わなくなった庭の隅に用意してある浮揚水槽は、住民も無く夏を迎えるのだ。
蚊の発生を防ぐためにメダカでも入れておこう。

小生的にはスペードとかダイヤとかクラブとかドーナッツとかの幾何学的模様が出るかと期待していたけれど「田植えの摺り込み」は絶大なものがある。自分の象形で植え付ければ先々「僕が、私が!」と楽しめるだろうと読んだけれど無駄だったようだが、おチビちゃんたちは田の中に座り込み楽しんでいたようだし、それはそれで役に立った。
だーれもいない田っぽ おいらは孤老を確かめたくってー トンボの横をすーり抜けてみたのー 逃げるカエルの楽しさ 息も上がるくらい はやくー はやくー 捕まえてみよー なんて歌ったのは南沙織だったか、わが青春も太古の昔になったなあ。あったかどうかも定かではなくなって「一年一作」もあやふやになりつつあるが、まあ人生も「一生一作」なのだ

頭部が三角に見えるから毒蛇なのかどうか、マムシなら大人のヒトヒロサイズにはならないだろう。アオダイショウやシマヘビだと想定しても違和感がある。背中の模様が梯子風にも見えるのだけれど外来種なのかどうか分かりかねる。とにもかくにも大蛇だったそうだ。飼育できなくて捨てられた外来種の可能性もあるかもしれない。
もう一匹は小生が先日見て撮影したヤマカガシで、体長は約60センチ、胴径は30mm以上の大物だった。さすがに首を捕まえて撮影する気にはならず地上だけで撮影したのだが、ヤマカガシでここまで大きいサイズは初めてだ。

