ゴミ袋2袋分 蒸留前 ➡ 蒸留後
頼まれてヒノキ材の芳香蒸留水を作ることになった。用意された鉋チップは家庭用45ℓゴミ袋2袋だった。家庭用圧力鍋を蒸留鍋に転用しての装置だから全て消費するとなると何日かかる事になるやら。まあ、そこまではする必要が無いから余計な用途が妄想されてしまう。
一回分の使用量はどれくらいか見当もつかなかったが鍋に押し入れて200g入った。しかし蒸留終了後に開けてみると中央部に蒸気が行きわたっていない部分があった。考えてみれば乾燥した材に蒸気を通せば水分を吸収し膨らんでしまうのは当たり前で、結果として内部膨張して通りが悪くなったのだろう。この点から2回目以降は150gで蒸留した。
1回目チップ200g。水1,5リットル、芳香蒸留水400ml採水、薄い乳白色になった。精油分は生葉より断然多いが、加熱前のチップ臭と比較すると加熱後の方が香りの質が落ちたように感じた。熱変性しやすい物質でもあるのだろうか。30分の蒸留時間で鍋に残った湯は500mlで水分のロスは600mlとなった。精油分は多い。
2回目チップ150g。水1,5リットル、芳香蒸留水400ml採水、一回目と比較すると透明であった。理由は分からない。400ml採水するのに80分を要した。蒸気逃がし弁が作動するので火力を絞ったためなのだが理由は不明だ。残った湯は400mlで水分のロスは700mlとなった。加熱時間が長かったから致し方が無い。精油分は多いが一回目と異なり水は無色透明だった。
3回目チップ150g。水1,5リットル、芳香蒸留水400ml採水、要した時間は30分で蒸気逃し弁が作動することなく順調だったが水は薄い乳白色。蒸留の度に透明度が変化するのが分からない。
4回目チップ150g。水1,5リットル、芳香蒸留水400ml採水し1,5リットルボトルに満杯とした。この回も薄い乳白色を呈し300ml採水に要した時間は40分で湯の残りは500mlだった。水のロス分は600mlとなる。
4回の蒸留時間の平均は45分、残水平均500mlで水のロス平均400mlとなった。4回分の採水に使ったガラス容器の内側には油分がべったりと付着して精油が多かったのが一目瞭然であった。もったいないから浴槽の中で洗ったのだが手のひらに付着した油分は洗い流した後も香りは失われたがスベスベ感として残っている。
鉋チップの微粉末はお茶のパックに入れ入浴剤として試してみた。一包では少ない感じで、小さな洗濯ネットで一掴み使う程度にすれば香りを感じられそうだ。これは次の入浴時に二袋50gで試したが少なすぎる。やはり100g単位が良いかもしれない。
さらに大きめの洗濯ネットに入れた分はピローケースで包み枕かクッション代わりにして芳香を楽しめそうだ。きっとリラックスできると思う。もっと広げてヒノキ紛のシートなども寝ゴザに勝る快適さがあるかもしれないなどと、いつも通りの妄想三昧が始まってしまった。この性向は治りません・・・。
後日、この件で製材所の意見が伝わってきた。「チップは乾燥すると微粒子化して細かい目でも通り抜けるようになるから密の生地でも使用後は大変です」との事だった。いい香りなのに惜しい惜しいおしん・・・。
頼まれてヒノキ材の芳香蒸留水を作ることになった。用意された鉋チップは家庭用45ℓゴミ袋2袋だった。家庭用圧力鍋を蒸留鍋に転用しての装置だから全て消費するとなると何日かかる事になるやら。まあ、そこまではする必要が無いから余計な用途が妄想されてしまう。
一回分の使用量はどれくらいか見当もつかなかったが鍋に押し入れて200g入った。しかし蒸留終了後に開けてみると中央部に蒸気が行きわたっていない部分があった。考えてみれば乾燥した材に蒸気を通せば水分を吸収し膨らんでしまうのは当たり前で、結果として内部膨張して通りが悪くなったのだろう。この点から2回目以降は150gで蒸留した。
1回目チップ200g。水1,5リットル、芳香蒸留水400ml採水、薄い乳白色になった。精油分は生葉より断然多いが、加熱前のチップ臭と比較すると加熱後の方が香りの質が落ちたように感じた。熱変性しやすい物質でもあるのだろうか。30分の蒸留時間で鍋に残った湯は500mlで水分のロスは600mlとなった。精油分は多い。
2回目チップ150g。水1,5リットル、芳香蒸留水400ml採水、一回目と比較すると透明であった。理由は分からない。400ml採水するのに80分を要した。蒸気逃がし弁が作動するので火力を絞ったためなのだが理由は不明だ。残った湯は400mlで水分のロスは700mlとなった。加熱時間が長かったから致し方が無い。精油分は多いが一回目と異なり水は無色透明だった。
3回目チップ150g。水1,5リットル、芳香蒸留水400ml採水、要した時間は30分で蒸気逃し弁が作動することなく順調だったが水は薄い乳白色。蒸留の度に透明度が変化するのが分からない。
4回目チップ150g。水1,5リットル、芳香蒸留水400ml採水し1,5リットルボトルに満杯とした。この回も薄い乳白色を呈し300ml採水に要した時間は40分で湯の残りは500mlだった。水のロス分は600mlとなる。
4回の蒸留時間の平均は45分、残水平均500mlで水のロス平均400mlとなった。4回分の採水に使ったガラス容器の内側には油分がべったりと付着して精油が多かったのが一目瞭然であった。もったいないから浴槽の中で洗ったのだが手のひらに付着した油分は洗い流した後も香りは失われたがスベスベ感として残っている。
鉋チップの微粉末はお茶のパックに入れ入浴剤として試してみた。一包では少ない感じで、小さな洗濯ネットで一掴み使う程度にすれば香りを感じられそうだ。これは次の入浴時に二袋50gで試したが少なすぎる。やはり100g単位が良いかもしれない。
さらに大きめの洗濯ネットに入れた分はピローケースで包み枕かクッション代わりにして芳香を楽しめそうだ。きっとリラックスできると思う。もっと広げてヒノキ紛のシートなども寝ゴザに勝る快適さがあるかもしれないなどと、いつも通りの妄想三昧が始まってしまった。この性向は治りません・・・。
後日、この件で製材所の意見が伝わってきた。「チップは乾燥すると微粒子化して細かい目でも通り抜けるようになるから密の生地でも使用後は大変です」との事だった。いい香りなのに惜しい惜しいおしん・・・。