トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

お誕生日にはバラひと抱え‼

2020-05-06 | 何よりの楽しみ
 ワークショップで世話になったMさんから「バラの用意が出来たから連絡ください」の伝言が入っていた。たまたま茶摘みの疲れで家でグタグタしていたから連絡し受け取りに行った。バラ農家の作業場から出てきたのはバラの花2束とバケツの中には花首だけの物もある。これで高級品「ローズウオーター」いいえ「フローラル・ウオーター」が出来る。
 たまたまではあったけれど小生の誕生日前日の出来事で、これで誕生日にはバラ60本の花びらを外し贅沢な作業をすることになった。バラの芳香蒸留水などは作ってみたくても花一本や数本程度なら購入も出来るけれど、バケツ一杯の花束が欲しくてもそうはいかない。有難い限りである。
 小生が大喜びしていたら「捨てるもので喜んでもらって良かった!」と言ってくれたものの、小生が作るバラの芳香蒸留水で更に上回る人数が喜ぶのだろう。縁とは大事だ。

 約60本で花弁1kg強。芳香性のバラではないから香りは弱かった。

 嵩があって1kgは鍋に入らない。三分の一づつ蒸留する事にした。

 新しい鍋は深いので使ったのだが、蒸気流出孔の径が細くて内圧が高くなる。弱火でも調整が難しく蒸気漏れが発生し滴下が遅く溜まるのに時間を要した。

 2回目は蒸気漏れの無い古鍋で実施。やはり採水は早かった。この結果を受け、新しい鍋の蒸気取り出し口は古い鍋と同じ「8φ×1/8」のタケノコに取り換える事にした。新しい鍋は「圧力鍋にも使おう」とどっちつかずの噴出口だったのだ。欲描いて二兎を追ってはいけない。

 結果として700gの花弁を二回に分け蒸留し600mlの芳香蒸留水を採った。水仙や菜花と同じく芳香よりも先に「青臭さ」がくる。「バラの芳香蒸留水」としてイメージが先行していたから少々落胆する。まあ、芳香性の品種ではないから仕方が無いといえばそうなのだ・・・。残した1/3は乾燥させて「ポプリ」風に作ってみる。駄目なら風呂に散らそう。お爺がバラ風呂に浸かるなんて「素敵!」で、とってもロマンチックな絵になるのだろうし、しなも作ってみたい・・・。まあ、湯マニュアル不尽、と言うべきであろう。いえいえ湯マニュアルお爺であった。

 余談だが、新品同様の圧力鍋を譲ってくれた後輩の職場へ、この芳香蒸留水を届けた。元同僚の消息を話している中で「ジージはやっぱり新し物好きだと話がでた」とかで、これは少々意外だった。現役時代も小生は野暮の塊・田舎者そのものみたいなもので元同僚達の方がお洒落でハイカラなのにである。なんといっても20代ですでに「ジージ!」と呼ばれた小生なのだ。

 さてくだんの台詞、印象付けた理由は「芳香蒸留水」などに手出しする姿勢にあるみたいだったけれど、木の玩具作りや野蛮料理と同じ「物づくり」の範疇であって妄想・試行・結果と、やってみるから面白いと言っても判っては貰えないだろうな。所詮、デジタル世代ではないのでディスプレィに時間をとっても成した気分にはなれない。
 まあ「朝に朝星、夕夜星、昼は梅干し腹ひもじ」の育ちだったからしょうもない。待っていても牡丹餅は落ちてはこない、兎は切株でこけない日々だったから、つまりは貧乏のなせる業、いいえ技である。祖父からいつも言われていた諺「貧すれば鈍する、鈍すりゃ愚する、愚した先にはなんとかかんとか・・・」。とどのつまりはバラの花など無い、ということだったか。

第一次コロナ大戦 1

2020-05-06 | 小人閑居して憮然
                    苦々しいつまでコロナのたうなり

                    うづき来て喘鳴激しチョンの間に

                    腹立つや二回目となるまた陽性

                    コロナ肺吸うも吐くのも溺れ様

                    萎れるはコロナ恐れる陽の判

                    後手も後手コロナ諸策の乱れ脚

                    新コロナ打つ手三密今はそれ

                    抗体で撃ちてし止まんその日まで

                    仕事捨てスティホームや捨て台詞

                    三密の密林と化しICU

                    明けぬ夜は無しと知りつつこもり鬱