トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「シオカラトンボ♂の未熟体」

2020-05-04 | 小父のお隣さん
 S先生にシュレーゲルアオガエルの卵塊がことごとく威野志士様に喰われていく現場を案内していた時の事、「ムギワラトンボが降りた!」と小生は観たのだったがS先生は「若いオスである」と言う。理由を尋ねると「未熟なオスは他のオスからの攻撃を避けるためにメスの装いなのだ」との事。観察点は「尾の先端へ細くなっていく」事と「先端部に白色部がある」の二点なのだそうだ。言われてみれば確かにその通りで、他の昆虫だったか未熟の時はメスの恰好で過ごす種もあったと微かな記憶があった。

 トンボの世界は未熟、成熟、あるいはオスとメスでガラリと変わって見える世界もあって、小生のような作業員では理解しきれない。その都度教えてもらったり写真判定をしていただいたりするけれど蓄積しないのが現実だ。とどのつまりは種や数が増加していれば「それでいいのだ!」とバカボン親父風で決着。
 さてくだんのトンボ・九段の神社・苦断の爺爺、見れば見るほどムギワラトンボで、説明は理解しても長年の記憶と印象がすり合わず落ち着かない。
 ここは学術的・科学的考察は置いといて、記憶・感覚的認識が良く身に収まる。つまりは「正誤合わせて呑む」腹の太さもあった小生なのだった。


                

泥水地最終段のオーバーフロー

2020-05-04 | 水辺環境の保全
 放流するだけの水になってしまう泥水池5の水だが、駄々洩れや流れのままに放縦放流では侵食破壊にあずかる事になる。例えは汚いけれど切れ痔をそのまま放置していたら生命現象に影響するのは必至なのだ。
 ところが「いつもの漏水」と思いつつ手出しをしたら、これが立派な漏水孔で「お見事!天晴れ!」としょげ返るほどの空洞世界があったのだった。もう気分は洞窟探検家で「暗い狭い高湿度」傪三つ、小生は嫌いである。

 とにもかくにも前回は杭を打ちにくい不揃いの礫層に、結果として乱杭となった杭列を設えて終わった残りの作業を開始した。手始めは土嚢6袋を用意したのだが手直な場所に採土できる部分が無い。一カ所だけ採土できる斜面崩壊の場所は500mも離れた上の池の近くであった。一輪車で運ぶにしても3袋が限界で2往復2㎞の運搬作業だけで汗が出る。
 運搬の途中で放置されていた肥料袋を回収し、これは杭列の水漏れ防止や土嚢の下敷きにして新たな漏水場所を防止するために使う。

 廃棄袋のシートを敷き土嚢を詰め両脇に護岸の木材を設え土嚢の上にコンクリート廃材を敷いて完成した。とにもかくにも「おっつけ仕事」になってしまったけれど、水域の侵食破壊から守る最後の防御線でもあり、この泥水池5は泥水池4まで浸食が進まぬための生け贄が役割でもあるのだった。
 早春に、こんなこともあろうかと№5は捨てる心算で№4の拡幅とオーバーフローの改修をしておいたのは我ながら先見の先見の目があったわい。

 前日はここまで   ➡     補修終了

 デジカメを忘れたのでファイルから引き出せないと知りながらケータイで撮影しておいた2枚の画像、やはりPCに接続しても表示してくれない。直接PCに画像転送しようと試みたが「未登録」でオジャン。仕方が無いからメールで送り改めてアップロードしてみたけれど縦位置のままだ。保存画像を90度回転させ保存表示させてみても変わらない。
 「デジカメで改めて撮って来よう」と画像をクリックしたら普通に表示されるではないか。「良かった」と思うより「こんなことも出来ない何ておバカなデジタル機能なのだ」と呆れた次第だった。

 4月18日、前夜から125mmほどの降雨があった。隣り沢からの送水トラブルがないか見回りしたついでに補修したオーバーフロー部の様子も確認した。増水していて従来の水路を流れているのは当たり前のように見えるけれど、改修前は落ち口から潜流となって流路を流れなかったのだ。肥料袋のシートが役に立っている。
            設え時   ➡    順調に見える