トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

共通項

2012-12-23 | 感じるままの回り道

Photo_7 Photo_9

 腰痛緩和のための「しっかり歩き」の最中、対照的な場所があった。最初は楓の並木が途中で三本伐採され、二本は枝を払われている。通常はあり得ない処理の仕方だから、周囲を見渡して理由が分かった。住宅への日照を確保するためだった。

 3本の伐採は庭とベランダへの朝日の確保で、枝を払った部分は家の壁部分への日蔭を排除したのだった。桜も枝を払われて本来の樹形をとどめていない。やり方から業者の処理ではないと判断できる。南側は広い田んぼで日照には不足はないはずなのだが…。

 もう一軒は敷地内の柿二本。これは波板を切り込んで生育させている。楓は私有地外だし、柿は私有地内、これらの処理には共通項がある。それはよしとしても、その行為は全く異なる有様なのだ。呆れるのとほほ笑むのと、歩くのも忙しい。


援農(ミニトマトの定植)

2012-12-22 | 今日は真面目に

Photo Photo_2 Photo_3

以前、会友だったT氏の援農に会友と行ってきた。脱サラしてミニトマト専業農家を始めたのだ。研修期間も終え、二反部のハウスに3500本の苗を定植する応援を求められたのである。40代後半に畑違いの畑に借金をしてまで挑戦する意欲は小生にはない。

 それはともかく畝の長さ42メートルに二列150本を植える。植えこんだ後にお椀一杯の水を与え、なおかつ活着を良くするための水決めとする。午前午後3時間づつ作業し、翌日も午前三時間、午後1時間の作業でようやく終了した。一泊必要だったから、近くの温泉に宿泊しジェットバスで肩や腰をほぐしてみたが、夜半には筋肉痛を自覚した。

 臀部から内股の筋肉が痛い。しゃがみ込むのに一苦労する。小生は当事者ではないけれど、それでも就農して最大の難関である定植が無事終わってほっとした。前日に萎れていた苗が翌朝にはピンと立った姿をみるのはうれしい。小生にはそういうことはなくなった。それは哀しい。


湯治?そんな事はない

2012-12-21 | 小父のお隣さん

Photo_6  腰痛改善のために「しっかり歩き」をしていても、立ち止まらされる時がある。土手を歩いていた時もそうだった。

 鴨のつがいとカワセミが撮影範囲にいたのだ。三匹撮影するつもりが一匹は潜水し二匹だけになってしまった。つがいは動くし、カワセミはいつ飛び立つか判らない。

 結局は鴨のつがいまで写しこむことが出来ず、カワセミは去ってしまった。下流ではペットの白いアヒルを川で遊ばせていたのだが、こちらにはコサギが付かず離れず近くにいた。

 流れの上流には硫黄鉱泉があり、まさか「湯治」に立ち寄った訳でもないだろうが、鳥類同士、近くにいると安心感があるように見える。


春の準備

2012-12-21 | 今日は真面目に

Photo_3  尾根の突端と谷地が出会う部分は日当たりも良く季節風も回り込まないから、春の花が早い。例年、ここではオオイヌノフグリの群落を楽しむのだが、今期は草刈りに手が回りきらず、背丈の高いまま草紅葉にしてしまった。

 これでは早春の楽しみが減るから、刈り払いを大雑把に済ませ、刈り草も持ち出して綺麗にした。突端の斜面からの蔓草や笹竹など、遊歩に支障をきたす部分も刈り取ってスッキリさせる。

 節分の頃にはオオイヌノフグリの開花が揃うだろう。驚いたことにまだマユタテアカネが飛ぶ。池は氷結している気温なのだ。


引っ付き虫に驚嘆

2012-12-20 | 勢子、雨毒に侵されて呻く

Photo_4   フィールドはすっかり冬姿になった。寂しい風景の中に「身の毛もよだつ」と言えば恰好が良いけれど、毛が無いから公言すれば「嘘つき虫」になって「我がブログ炎上」なんて事になりかねない。とかく言葉は難しい。

 とは言え「けがない」現実でも「怪我ばかり」の矛盾した現実で、まあ、そこは危険な個所ではないものの、何とも違和感をおぼえる場所なのである。というより「嫌悪感」に近いだろう。チカラシバやエノコログサ等のイネ科の野草も引っ付き虫になるけれど、繁茂していても風景と調和する。アメリカセンダングサやヌスビトハギは調和がない。Photo_5

 草刈りに限らず、歩行していても引っ付く双頭なのである。どちらも付着すると取りにくいし、何よりも数が多いので辟易する。数年で新しいコロニーが現れるほどの繁殖力だ。棚田の周辺は畦草刈りが欠かせないから席巻する事はないけれど永田はそうはいかない。

 永田の棚段には「飴利化銭団愚者」や「盗人覇騎」が場所を替えて繁殖する今日この頃である。本当に住む場所を選ばない適応力にたけた我意来種で、新たなコロニーを作り続けるが、生活者には何の幸せももたらさない繁殖力だ。


**忘念会

2012-12-19 | 合混で闘作すれば

 先生落ちて秘書たち上がる

       地獄の釜の蜘蛛の糸 ハア コリャコリャ          悪態川

 今日からしもべ謙信公は

       三年前はわが主 ハア コリャコリャ             必党者

 故郷は御殿育ちが食い潰し                      越惨

 閣僚で落ちる憂目の穀つぶし                     幸野助

 寄る辺なし津波は返し打ち寄せる浸す東西木っ端で溢る    トロル

 タケノコに申し訳なし秋津洲スカンポ萌えて万歳三唱       THR43

 ハンドルの無き乗り合いはお楽しみ右に行ったり左に行って   無頭波

 今回もこんなにお人おったとは数は揃えど材はなからん     


道普請

2012-12-19 | 今日は真面目に

Photo_2  トンボ池から三日月池へのトレイルが斜面側に肩落ちし、道幅も狭くなってしまった。傾斜の落差は身長ほどだけれど幼児には危ない部分なので山側を削りとって広くした。

 今までは、三歳未満児では手を繋がないと通せない場所だった。斜面の落差は変わらないけれど道幅が広がり平坦にもなったので、手をつないだとしても楽に通行できるだろう。Photo_3

 削り取った土の処理に思案して、思いついたのがトンボ池の水際に踏み固める事だった。改修作業で丸太の護岸をしたのだが、そのあおりで泥濘状態だった。赤色の良質な山土を一輪車7杯運んで整地する。

 見た目もすっきりしたけれど、お陰で腰がスッキリしないままである。一石二鳥には違いないけれど、身についた貧乏性は治らない。腰痛症も治らない。


モグラ対策

2012-12-18 | 水辺環境の保全

Photo_4  泥水池は終日日陰の季節になった。この頃になると氷結目当てでしか入り込む人はいない。

 その結果、モグラ様は安心して活動するから、畦や堤はボコボコなってしまう。捕獲器を仕掛けるという方法もあるけれど、今回は先人の知恵を拝借し「彼岸花」を植えつけた。

 極めてラフな植え付けだけれど、休眠期の球根なら地上に放り投げておいても根付く強靭さがある。スコップを刺し隙間に根と球根を入れ、足で踏みつけるだけだ。

 拠点小屋周辺から一輪車二杯ほど運び植えつけた。即効性は無いだろうけれど、畦や堤の破壊を防ぐことが出来れば安い手間である。


*戦いすんで

2012-12-17 | 性向有毒の翁なれば

             投票権今のが駄目で振れてみる

             消去法投票相手がいなくなり

             うたかたの浮かびかつ消ゆ総選挙

             集計はまたもやバブル国の恥

             国政も入れ替え自由トップ椀


一時のパラダイス

2012-12-17 | 小父のお隣さん

Photo_4 Photo_5

 冬至を直前にして最高気温が18℃にもなった。一昨日までは氷点下の最低気温が続いていたのに、「小春日和」というより夏の暑さに感じる。

 草原には蝶の数が急に増して、写真のキタキチョウ秋型、ウラギンシジミ、キタテハなど中型の蝶が出現した。図鑑と比較するとほとんどがメスのようである。小型のシジミチョウは引き続いて飛んでいるけれど、中型のこれらはしばらく姿を消していた。

 きっと気温が高くなって動き出したのに間違いないけれど、花の種類はキク科だけで限られているから、労力以上のエネルギーは得られたのだろうか…。水仙も咲き出したけれど、キタキチョウはつれなかった。そういえば「水仙に蝶」の記憶はない。


12月定例会

2012-12-16 | 月例会

Photo 2012/12/16(日)9:30~13:30

会員 10名

活動 午前:侵入竹除伐・ホダ場整理・資材移動等

    午後:援農参加者のすり合わせ

*未明までの降雨で、予定した中ノ谷の除伐作業ができなくなり、日当たりのよい拠点近くに変更した。Photo_3

 ホダ木は半分が発生しない状態になり、残りも今季だけだろうと推測される。廃棄材はカブトムシの飼育床へ集積して終了。

 元会員のT氏が、ようやく温室へのミニトマト植えつけにこぎつけ、週末に6人が援農に出かけることになった。PC関係の仕事から専業農家への脱皮を40代後半から切り替えた努力は真似ができない。


氷で遊ぶ

2012-12-16 | 遊び子は

Photo_2  子ども達が活動を始めた。今日はトンボ池に立ち寄ったが、ここは既に氷結している。厚みは数mm程度だから幼児とて乗る訳にはいかないけれど、割ったり手に取ったりと、それぞれが楽しんでいる。

 帰路、枯れ草の処理をしている小生の前を通った。手に手に氷の破片を持ち見せて通り過ぎる。氷なんて、冷蔵庫のサイコロ氷くらいしか見られないのが、この子達の普段の生活だ。

 このグループの活動も一歳程度の幼児が混じるようになって、思わず手を止めて眺めてしまうが、どの子もアラスカにも行けそうな服装だ。次のシーズンには使えない服だけれど、親も気合を入れての参加である。


**想定外

2012-12-15 | 温故痴新

 炉は裂けて民はあせなむ世なりとも金に二心わがあらめやも

     山は裂け海はあせなむ世なりとも君に二心わがあらめやも  金槐集

 誠ちる国の秋風身にしみて職無き影ぞ壁に消えざり

     真萩ちる庭の秋風身にしみて夕日のかげぞ壁に消えゆく   永福門院

 時により過ぐれば国も失えりハッタリ代用飴やめたまえ

     時により過ぐれば民の嘆きなり八大大王雨やめたまえ     金槐集


全面氷結

2012-12-14 | 感じるままの回り道

Photo  泥水池の止水域が全面氷結した。誰かが投げ入れた氷片も解けずに乗ったままである。周囲の草地も白く凍り付いている。

 隣地でM氏が浸食溝を埋め戻し始めたが、凍結のため掘りにくそうだ。小生も、この池を拡幅したいと考えているが、この分だと立春過ぎないと作業にかかれない。ここはその辺りまで終日、日陰の部分になる。

 上の段は管轄外だけれど、少ない水資源を活用するため「棚田の拡幅」を提案してきた事がようやく動き出したようである。及ばずながら小生も手助けし、法面を後退させることで、下の水路を拡幅したいと目論んでいる。「浸食溝を埋め戻し棚田に復元しましょう」が理由だけれど…。「お主も悪じゃのう!」の台詞が聞こえてくる。


**双舌な戦い

2012-12-13 | 温故痴新

 敷島の大和の国の連呼など死霊となりてまさしくありこそ

     磯城島の大和の国は言霊の助くる国ぞ真幸くありこそ    柿本人麻呂

 この実なき虚しき永田年暮れてまた恵むべく刷るぞ国債

     木の葉なき空しき枝に年暮れてまた芽ぐむべき春ぞ近づく  京極為兼

 人問わば出ずとやいはむ衆院選霞む人望春のかげろう

     人問わば見ずとやいはむ玉津島霞む入江の春のあけぼの 藤原為氏