澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

ふたつの「国慶節」~横浜中華街

2015年09月30日 08時08分32秒 | 歴史

 明日10月1日は、中華人民共和国の「国慶節」、すなわち建国記念日。
 横浜中華街のメインストリートには、次のような横断幕が麗々しく飾られている。



 だが、横道に入ると、こんなポスターが…。



 左は、中華人民共和国(10月1日)、右は、中華民国(10月10日=双十節)の国慶節ポスター。在日華僑の多くはいずれかの国籍に属しているのだが、近年はこの写真に象徴されるように、仲良く共存しているかのように見える。

 しかしながら、横浜華僑総会の入り口には、中華民国のポスターが…。



 このように、横浜中華街でも「ふたつの中国」「ふたつの国慶」は、厳として存在する。
 日本のマスメディアは、「ひとつの中国」(=中華人民共和国)に呪縛されているので、「中華民国」(=台湾)について触れることは極端に少ない。だが、多くの日本人は、台湾こそ最も「親日的」な国であることを知っている。

 来年早々に行われる中華民国総統選挙(大統領選挙)の結果次第では、中国による「台湾併呑」の企みが阻止されるかもしれない。つまり、民主進歩党(民進党)蔡英文候補が勝利すれば、中台関係は大きく変わる可能性がある。

 横浜中華街で見えることが、日本のマスメディアでは全く報道されない。これは何とかならないものか。