明日10月1日は、中華人民共和国の「国慶節」、すなわち建国記念日。
横浜中華街のメインストリートには、次のような横断幕が麗々しく飾られている。
だが、横道に入ると、こんなポスターが…。
左は、中華人民共和国(10月1日)、右は、中華民国(10月10日=双十節)の国慶節ポスター。在日華僑の多くはいずれかの国籍に属しているのだが、近年はこの写真に象徴されるように、仲良く共存しているかのように見える。
しかしながら、横浜華僑総会の入り口には、中華民国のポスターが…。
このように、横浜中華街でも「ふたつの中国」「ふたつの国慶節」は、厳として存在する。
日本のマスメディアは、「ひとつの中国」(=中華人民共和国)に呪縛されているので、「中華民国」(=台湾)について触れることは極端に少ない。だが、多くの日本人は、台湾こそ最も「親日的」な国であることを知っている。
来年早々に行われる中華民国総統選挙(大統領選挙)の結果次第では、中国による「台湾併呑」の企みが阻止されるかもしれない。つまり、民主進歩党(民進党)の蔡英文候補が勝利すれば、中台関係は大きく変わる可能性がある。
横浜中華街で見えることが、日本のマスメディアでは全く報道されない。これは何とかならないものか。