澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

「成蹊大学宇野ゼミナール50周年記念誌」

2015年11月10日 11時55分52秒 | 

 たまたまアマゾンで本を検索していたら、「成蹊大学宇野ゼミナール50周年記念誌」(宇野重昭&宇野ゼミナール同窓会 三恵社 2014年)にたどり着く。
 
 宇野重昭氏については、以前、このブログでも書いたことがある

 私自身は残念ながら、成蹊大学の出身ではない。宇野先生が兼任講師として教えていた「中国共産党史」「東アジア国際関係史」を二年間、立ち聞きしたに過ぎない。当時も今も、私が出たS大学には、まともな中国研究、東アジア研究の授業はなかったので、宇野先生の熱気あふれる講義には大いに感銘を受けた。卒業単位にも認定されなかったのだが、私にとって最も素晴らしい、今も記憶に刻まれている講義だった。

 この「成蹊大学宇野ゼミナール50周年記念誌」を読む。まず、今年85歳になられた宇野重昭先生がご健在であることを巻頭文で確認、これは部外者の私でも喜ばしいことだった。島根県立大学学長の多忙な時期、宇野先生は奥様を亡くされたと聴いていたので。

 世代を超えて半世紀、ゼミの卒業生が宇野先生と繋がっている。これは稀有なことだと思う。私などは自分の出た大学に、二度と足を踏みいれていない。「宇野ゼミ」のような体験ができたのなら、これまでの人生がもっと豊かなものになっていただろうにと思う。

 この駄文を、もし「宇野ゼミ」関係者が読まれたとしたら、私は「宇野先生との邂逅」がもたらした人生の恵みを羨ましく思う、と伝えたい。

 

「成蹊大学宇野ゼミナール50周年記念誌」(宇野重昭&宇野ゼミナール同窓会 三恵社 2014年)