さきほど、日向灘を震源とするM4.7の地震が起きた。気象庁の発表は次のとおり。
「平成28年05月16日17時54分 気象庁発表
16日17時50分頃地震がありました。
震源地は日向灘(北緯31.7度、東経132.0度)で、
震源の深さは約20km、地震の規模(マグニチュード)は4.7と推定されます。」
「熊本地震」発生以来、日向灘を震源とする地震は初めて。地震予測を配信している村井・東大名誉教授(測量学)によれば、熊本地震が発生するずっと以前から「もし日向灘を震源とするM5~6の地震が発生すれば、日向灘が南海トラフの西端に位置することから、東南海大地震の引金となる可能性が高い」という。
マスメディアは、今日のこの地震を黙殺しているが、それでいいのだろうか。あとになってみれば、「熊本地震」が東南海大地震の引金に過ぎなかったということにならないのか。
「熊本地震」は死者・行方不明者が50名。「被災者」はまだまだ行政や各地からの支援を受ける余裕がある。一方、東南海大地震が起きれば、死者数40万人、被害総額220兆円という、未曾有の大災害になる。そのとき「被災者」は何の救援も受けられず、日本の太平洋沿岸都市は事実上壊滅する。
村井教授の見解をぜひ聞きたいものだ。