コロナ禍で閉園となっていた植物公園が再開と聞き、でかけてきた。園内のテーブルに座って、ひとりランチ。ポットに入れていたコーヒーで体が温まった。
ソメイヨシノはまだわずかしか開花していないが、別の種類の桜や、桃の花はかなり咲いていて、心をなごませた。「コロナ、コロナ」と騒いでいたマスメディアは、今やウクライナ一色。今日あたりは「北のICBM」がどうのこうのと煽っている。歳をとって思うのは、TVなどの情報に踊らされることの愚かさか。こうやって、花を見ていると、「人はいさ、心は知らず故郷は…」とかいった一句が浮かんでくる。
園内は、ジジババの集会のよう。年度末の週日(ウイークデイ)だから、働き盛りの若者などいるはずもない。この老人たちも早晩、ここに来れなくなるのだなあ、と他人事のように思ってしまった。