澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

佐村河内事件 NHK「あさイチ!」が噴飯モノの謝罪文

2014年03月09日 09時43分44秒 | マスメディア
 「あさイチ!」のHPで「お詫び 佐村河内氏の放送番組について」がひっそりと掲載されている。
 その全文が次のとおり。

『耳が聞こえない障害を乗り越えて作曲しているとして知られる佐村河内守氏について、「あさイチ」では、一昨年12月12日、去年の5月1日、12月27日の3回にわたって放送いたしました。しかし佐村河内氏が、NHKに対して、自らは作曲しておらず、代わりに作曲していた人物がいることを明らかにしました。佐村河内氏は、「曲の全体構成や曲調などをその人物に伝えたが、自分では曲を作っていない」と話しています。NHKは、放送当時、本人が作曲していないということに気づくことができませんでした。視聴者の皆様や、番組の取材で協力していただいた方々などに、深くお詫び申し上げます。』

 「NHKは、放送当時、本人が作曲していないということに気づくことができませんでした。」という行(くだり)は、まさに他人事のようで噴飯モノ。NHKというマンモス組織が「気づくことができませんでした」のは事実かも知れないが、少なくともNHKスペシャル「魂の旋律」を担当した古賀淳也というディレクターは、何某かの事実を知っていたはずだ。古賀淳也は、この番組で佐村河内ブームを創り出し、自分自身も「魂の旋律」という著書をNHK出版から出版して、大いなる利益を享受した。「”あさイチ”では、一昨年12月12日、去年の5月1日、12月27日の3回にわたって放送いたしました」とあるのは、他ならぬ古賀淳也がこの「あさイチ!」のディレクターでもあるからだ。要するに、古賀淳也・ディレクターは、「現代のベートーベン」佐村河内守をでっち上げ、それを「あさイチ!」で誉めそやし、この詐欺師のCDや古賀の自著の「販売促進」を図ったというわけだ。



 この古賀淳也は、「筑紫哲也 NEWS23」(TBS系)の制作に関わっていたという。筑紫のこの番組は、「護憲」「平和」「市民」「弱者」をことさらに強調する報道番組だった。古賀はこの番組にヒントを得たのだろう。「ヒバクシャ」「障害者」「被災者」という誰もが文句を付けられない「物語」をでっち上げて、佐村河内を「現代のベートーベン」にまで仕立て上げた。

 以上のような経緯が明白であるのにもかかわらず、NHKは視聴者の疑問に全く応えていない。NHKが大好きな放送用語で言えば「視聴者に向き合って」いないのだ。
 この腐りきった、ウソだらの巨大放送組織は、どうすればまともに生まれ変わるのか?長谷川三千子経営委員の手腕に期待したいところだが…。


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2 コメント

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Unknown (譲二)
2014-03-10 11:09:16
古賀淳也と佐村河内はつるんでいたのでしょうね。
前にもありましたよね、大阪のどこかの高校を持ち上げた「感動ストーリー」。ドキュメントに無理やり感動挿入のてくち。「ドキュメントに感動はいらない」のに、、、だ。

それにつけても何故あそこまで、房総半島?「クインシー・ジョーンズ」で納まらないところに、NHKの病巣の芯が在るのでしょう。
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コメントありがとうございます (torumonty)
2014-03-10 23:49:33
譲二 様

 いつもありがとうございます。
 古賀淳也は、フリーのディレクターらしいので、NHKはトカゲのしっぽ切りで済ますのではないかと思いました。でも、庇うつもりのようですね。
 「アジアの”一等国”」の濱崎憲一とは異なり、この古賀は著書(魂の旋律 NHK出版)も出しているし、番組私物化の状況証拠は真っ黒なんですけれどね。
筑紫哲也のやり口(弱者に寄り添う良心的ジャーナリスト)を真似た、エセ・ジャーナリストですね、この古賀は。
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