澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

差し迫る南海トラフ大地震  今朝の地震は前震か?

2014年03月14日 08時50分26秒 | 社会
 東京大学名誉教授・村井俊治氏(測量学)が、南海トラフ地震が今月中(2014年3月)にも起きる可能性があると指摘している。
 直近では、フジテレビ系の「Mr.サンデー」が村井氏の予測を採り上げた。それが、次の映像だ。



 テレビ局は、この種の予測をセンセーショナルにしか採り上げないのが常で、当該番組でも、中国の宏観現象による地震予測と同列に村井氏の予測を採り上げていた。しかしながら、豚や馬が騒いだとかいう中国の予測とは全く異なって、測地学をベースとするその予測は科学的であり、信憑性も高い。

 気になるのは、今朝(3月14日)伊予灘を震源とするM6.2の地震が起きたこと最大震度は、5強だった



 村井氏は、次のように警告する。

「東日本大震災の2日前には三陸沖を震源とする震度5弱の地震があった。今後、日向灘周辺で震度4、5が起きたら、引き金となって南海地震を引き起こす可能性がある。」

 今朝の地震は、村井氏が警告する前震と符合する。
 このようなとき、マスメディアは、警鐘を鳴らすべき役割があるはずだが、自己保身ばかりのTV、ラジオ局に期待することはできない。
 南海トラフ地震が差し迫っていることだけは、間違いないと思う。自己防衛の努力が必要だ。
 


>南海トラフ巨大地震「春までに起きる可能性」 測量学の権威が衝撃警告
2014.01.11

東日本大震災と同じ壊滅的な被害が想定される南海トラフ巨大地震が迫る

 いつ、どこで起きるか分からない地震大国日本。昨年末から断続的に不気味な揺れが列島を襲う中、測量学者である東大名誉教授、村井俊治氏(74)は「南海トラフ巨大地震が春までに起きる可能性がある」と警告する。地盤の動きを解析すると、2011年3月の東日本大震災の直前と同じ異変が起きているのだという。地震学者ではない、異分野の権威が警鐘を鳴らすその衝撃内容とは-。

 「近畿地方から四国、九州の広い範囲にわたって、巨大地震の前兆現象が起きている。春ごろまでに南海トラフで震度6以上の巨大地震が起きる可能性がある」

 緻密なデータを示してこう指摘するのは、東大名誉教授で、測量学の分野では世界的な権威でもある村井俊治氏だ。

 村井氏は昨年1月に民間会社「JESEA」(地震科学探査機構)を立ち上げ、会員向けに月210円で地震予測のメールマガジンを配信。同社の顧問として地震予測の研究に傾注している。

 村井氏の研究の基になっているのが、国土地理院が全国約1270カ所に設置した「GNSS」(グローバル・ナビゲーション・サテライト・システム)という受信機のデータだ。衛星で地殻の動きをミリ単位で計測し、水平方向の変動だけでなく、上下の隆起、沈降も観測できる。

 村井氏は、00-07年に起きたM(マグニチュード)6以上の地震162個の追跡調査を実施。その結果、すべての地震の前に、地殻の異常変動が起きることを突き止めたという。

 11年3月の東日本大震災の直前のデータを解析したところ、半年前となる10年9月に、1-2センチの変動が通常のところ、福島県二本松地区で5・3センチを記録するなど全国的に異常な数値が確認された。さらに大地震の2カ月前に東北地方から関東地方にかけて、異常変動が4回起こった。

 この動きに類似しているのが、昨年半ば以降の南海地震の被害想定地域のデータだ。

 「昨年6月末から7月はじめに九州、四国、紀伊半島で異常変動があった。そして9月1-7日に、日本全国が異常な変動を起こした。その後しばらく変動がなく、10月前半に再び九州、四国、紀伊半島で異常変動があった。これらの場所は南海トラフ、特に九州、四国沖を震源とする南海地震の被害想定地域と符合する」(村井氏)

 一連の動きのなかでとくに注目すべきは、昨年9月1-7日の全国的な異常変動だ。約1270点の観測点のうち910点で4センチ以上の変動が確認された。とりわけ高知県の変動は著しく、土佐清水地区で6・7センチ、物部地区で6・5センチなどと一斉に高い数値を記録した。

 これは東日本大震災の半年前に起きた全国的な異常変動よりも大きな規模で、「(昨年9月の半年後となる)春ごろまでに大地震が発生する可能性があり、注意が必要」(同)というわけだ。

 村井氏は「東日本大震災の2日前には三陸沖を震源とする震度5弱の地震があった。今後、日向灘周辺で震度4、5が起きたら、引き金となって南海地震を引き起こす可能性がある」と警告する。

 地殻変動を解析することで、13年4月の淡路島地震などを“的中”させてきたという村井氏。だが、地震学者からは「地表の変動と、地震が発生する地下数キロの岩盤の動きとは関係ない」などと懐疑的な意見もある。

 「科学的な観測だけでなく、地殻の変動と地震の相関関係を読み解く工学的アプローチで、地震予測はできる。何万人もの被害を出す可能性があるデータを、自分だけのものにはできない」と訴える村井氏。

 迫り来る次の巨大地震に備えるため、この警告を無視することはできない。

 ■南海トラフ巨大地震 東海沖から九州沖の太平洋海底に延びる溝状の地形(トラフ)を震源として起きる巨大地震。政府は1707年に起きた宝永地震のマグニチュード(M)8・6を最大と想定していたが、東日本大震災を教訓にM9級の発生を想定。最悪の場合、巨大津波などで32万3000人が死亡、220兆円の経済被害が出ると推計した。南海トラフは連動する可能性が高く、1854年の安政の南海地震では、前後して東海地震が起きた。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
伊予灘(愛媛県)地震 (譲二)
2014-03-14 10:59:27
けっこう大きな地震ですね、東日本大震災のように成らなければ好いのですが。ここ沖縄でも10日ほど前、けっこう揺れました。今、気になって調べてみたら、M:6.6、深さ120kmとのことで、大きいですね。ここんとこ、3回ぐらい有感地震があり、それ以前は10年ほど、無かった?ようなのですが、、、
「異変」かな?と少し感じています。

余談ですが、10月頃蒔いた「香菜」の種、立派に育って、日々大いに食を楽しませてくれ、嬉しい限りでした。これで冬でも育つ事、確認できましたー
返信する
コメントありがとうございます (torumonty)
2014-03-14 13:50:35
譲二 様

 ご自宅で「香菜」が栽培できるなんて、羨ましいです。今年の夏、私はニガウリだけでなく、パッションフルーツにも挑戦したいと思っています。
 今朝の地震、緊急地震速報機が鳴ったので、飛び起きました。当地では、揺れたりはしなかったのですが、このブログに書いたように、村井氏の予測があるものですから、心配です。
 さきほど、気象庁は「南海トラフの前兆ではない」と発表したようですが、これがもし村井氏が的中させたとなると、大問題になるでしょうね。地震学では予測できず、周辺の学問(測地学、電磁波測定)の方が信頼できることになりますので。
 まあ、何も起こらないことを願っています。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。