澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

東京福祉大学の妖怪!

2008年01月22日 10時03分25秒 | Weblog

「東京福祉大学」中島総長が、強制わいせつ容疑で逮捕された。TVのワイドショウは、この話題で持ちきりだ。
そもそも「東京福祉大学」なんて聞いたことがない。千葉県あたりにあるのかと思ったら、都内にあるのだそうだ。2000年の創立で、少子・高齢時代を見据えて介護職員を養成する学部があるようだ。
中島総長のプロフィールを確かめると、学習院大学法学部を卒業、専門学校を経営するかたわら、米国の大学などで学び博士号を取得している。「一橋大学を受験するも想い敵わず…」という記述も見られるので、学歴にはかなりのコンプレックスをお持ちのようだ。この人は60歳、この世代で米国に留学するのは、かなり裕福な家庭に育ったことが推測される。その証拠かどうか分からないが、本人は江戸時代の豪商の末裔であると誇らしげに記している。
典型的なワンマン経営者なのだが、こういう人物の経歴には何かウソ(誇張)があると見るのが自然だ。本当に米国なんとか大学の「教育学博士」を持っているのかどうか、ワイドショウは調べるべきだろう。

経歴詐称で連想するのは「サイバー大学」吉村作治・学長だ。昨日、サイバー大学の学生に対し本人確認が行われていなかったというニュースが報じられた。これでは、他人任せで大学卒の資格を取れてしまうのではないかと言われている。もっとも、「世界遺産学部」などという怪しい学部だから、世間では通用しないだろうが…。この吉村作治氏だが、米国のペーパー学位「大学」の「博士号」を持ち、自らもその「大学」の広告に出ていることが発覚した。所在地には私書箱ひとつあるだけの大学であり、カネで「学位」を売る「会社」なのだ…。「やましいことはない」と強弁しているが、この人にも前出の中島学長と似た、怪しい臭いが立ちこめている。
早稲田大学で万年助教授だったころ、TVに出て名前を売り始めた。教授になれないのは、周囲にエジプト考古学に対する理解が足りないからだ、と広言したこともあった。だが、早大関係者からは、「まともな学問的実績がない」という指摘があったのも事実だ。
TV出演のギャラはすべて発掘に使うのだというのが、吉村氏の口癖だが、女性関係も含め妙な噂は後を絶たない。

要するに、大学人には2種類あるということだ。先日「太陽系外惑星」の発見というライフワークにすべてをかける東大助教授の日常生活をTVで見たが、この人は学究派の極致であり、真の学者だと思った。その対極には、実態が怪しい私立大学の売名学者がいるわけだ。
この両者には、同じ大学人とは思えない、能力差、人間性の格差があるのだ。


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1 コメント

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茶屋四郎次郎「日本史」 (紬木涼香)
2008-01-22 10:45:40
家康に支えた茶屋四郎次郎の末裔が総長中島。出所は名古屋出身らしいので、名古屋城の近く中日新聞社の横ちょに東京福祉大学の専門学校あります。



M-1のサンドイッチマン伊達は伊達政宗の家臣の子孫。フィギアの織田は信長の末弟の末裔…らしい。



中島総長は堂々と直系だった!やるなあ殿
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