澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

李登輝氏健在、「尖閣は日本領」「台湾は中国のものではない」

2012年06月07日 00時15分13秒 | 台湾

 先日、退院したばかりの李登輝・元中華民国総統(89歳)が、講演会に出席したニュースが伝えられた。台湾に在学中の中国人学生の質問に応えて「尖閣諸島は日本領」だと明言した。また、「台湾は中国のものではない」とも発言した。

 尖閣諸島が日本の領土だというのは、李登輝氏の従来からの主張。中国漁船事件や石原都知事発言などのずっと以前から主張してきたことだ。

 何よりも喜ばしいのは、李登輝氏が健在で、中国に併呑されるつつある台湾に警鐘を鳴らしていること。台湾の日本語世代の象徴である李登輝氏が「萬壽無彊」であらんことを願う。  

 

李登輝元総統、中国の学生に「尖閣は日本領」 台湾の講演で

2012.6.6 18:54 日中関係]  産経新聞

 【台北=吉村剛史】台湾の李登輝元総統(89)が5日夜、台湾北部桃園県の中央大学で講演し、中国の学生の質問に対し、尖閣諸島を「日本領」と主張した。また「台湾は中国のものではない」などと発言し、一時会場は騒然としたという。

 李氏の事務所や地元紙などによると、李氏は自らが推進した台湾の民主化の歩みについて約1時間半にわたって講演。質疑応答で、台湾に来て半年という中国の学生が、尖閣諸島の帰属に関して質問した。

 李氏は「領有権は日本にある。中国固有の領土というなら、裏付けとなる証拠の提出が必要」と返した。

 会場からは拍手も起き、「それは個人の見解か」と気色ばむ学生に、李氏の秘書が「見解ではなく歴史」と補足した。

 両岸の未来も問う学生に、李氏は「台湾は中国の物ではなく、未来の民主化のモデル」として、この学生に「民主化と自由を学んでほしい」と、台湾の歴史に関する自らの著書を贈った。この学生とのやりとりは約20分間続いたという。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
李登輝さんのお話は、 (譲二)
2012-06-08 18:41:14
ひとつの矛盾もなく「平易で分かりやすい」ですね、わが沖縄に来られた時もそうでした。「ダライラマ」さんにも同じ気分を味わったことがありました。

それに引き換え、我が国の首相はじめ政治家・評論家の人達の話は、聞いていて、なにを言ってるのか「焦点ぼかし」でか?さっぱり分かりません。まるで「卓越した話術」を取得した。とでも勘違いしているようです。困ったもんです。
返信する
コメントありがとうございました (torumonty)
2012-06-08 21:45:10
譲二 様

>>ひとつの矛盾もなく「平易で分かりやすい」ですね
 まったく、同感です。
 戦後の「民主主義ごっこ」で育った政治家は、命を懸けた経験などないから、言葉が軽い。うわべの言葉だけ。これは有権者も同じだが…。
 
 李登輝氏の存在自体が、自虐史観、戦後民主主義に呪縛された我々に「コペルニクス的転回」を促します。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。