今朝、NHKニュースを見て、驚いたことがある。何かの事件で、中国人容疑者の名前が字幕に出た。そこには「刘容疑者…」と書かれていた。言うまでもなく、「刘」は「劉」の簡体字表記。中国人なんだから、簡体字で表記すればいいじゃないか、という話では全くない。
日中間の人名、固有名詞の表記には、相互主義の原則が執られている。例えば、毛沢東は、日本では「毛沢東」と表記し、「もうたくとう」と発音する。一方、中国大陸では、「毛泽东」と表記し、「Máo Zédōng」と発音する。日本女性の名前である「沙織」(さおり)は、中国語では、「沙织」と書き、「Shāzhī」と発音する。これが相互主義だ。
だが、NHKはこの原則を破って、「劉容疑者」を「刘容疑者」と報道した。「劉」は、日本語でも中国語(漢語)でも同じ「りゅう」という発音だから、発音表記まで変更したのかどうかは未だ分からない。
国営放送であるNHKは、正しい日本語を率先して使う義務がある。そのために、放送文化研究所のような研究機関まであるのだから。
この問題は、決して些細な事柄ではない。NHKはどこの国の放送局なのか?そこまで問われる問題だと指摘しておく。
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最早放送法を正さなくては、治らないようですね。日本の李登輝=石原慎太郎?の現出を待つのみ。
ネットを検索すると、4年ほど前にも同様のことがあったと書いてある記事を見つけました。漢字文化圏の中では、固有名詞を相互にどのように表記し、発音するのかを決めたはずです。NHKは、自分で決めた約束事を平気で破り、相手にごもっともと言っているようなものです。信じられませんね。
大昔、NHK「中国語講座問題」があって、NHK講座は大陸の地名が出てこないのがおかしい、中国とはどこの国を指すのか等々、当時のサヨク学者からクレームをつけられて、右往左往していました。そのときは「反中」、いまや「媚中」ですから、時代は変わったモノです。