「生活保護を辞退した北九州市の無職男性が孤独死していた問題を受け、「生活保護問題対策全国会議」など全国の11支援団体が26日、柳沢厚生労働相あてに公開質問状を提出した。北九州市長あての質問状と同時に提出された。支援団体によると、生活保護の受給要件を満たしているにもかかわらず、受給者が自治体側に勧められるなどして辞退届を提出したり、申請段階で拒否されたりするケースが後を絶たないという。質問状では、こうした自治体の対応を是正する措置や、北九州市の保護行政に対する検証について、厚労省としての考えをただした。来月20日までの回答を求めている。」
上記のようなニュースが配信されている。
詳しいことは分からないが、次のようなことを感じる。
市の担当者と本人との間にどういうやりとりがあったかは分からない。だが、関係法令に基づいて事務を執行していたはずの担当者が、このことによって一生を台無しにされたことは確か。リスクが多く、説明責任ばかり問われる公務員には、優秀な人材は集まらなくなるでしょうね。何もかも行政の責任だという風潮を感じますね。これでいいんでしょうか…。
また、同じ官庁の中でも、住民と直接接触する現場には行きたがらず、官房系ばかりを回って、上手に世渡りをしようとする人間が増えるでしょうね。