団塊オヤジの短編小説goo

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都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖

都月満夫の短編小説集2

「羆霧(くまぎり)」
「容姿端麗」
「加奈子」
「知らない女」

都月満夫の短編小説集

「キヨシの帰省」
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」

「絵手紙もらいました-鬼 -」について考える

2021-01-30 06:29:33 | 絵手紙

今回は「鬼を描いてきました。

師匠は除雪がいい運動になっていると書いてきました。

昔の大晦日だった節分ももう少し、早いもんだと言っています。

師匠は、最近は髪の毛もすっかり細くなり猫の毛のように腰がなくなったと書いてあります。

それでも、師匠は帽子をかぶって寝ているので、朝になるとピンピンは寝ているそうです。

師匠! 私もそうですよ。髪の毛は本当に細くなりました。

「おに」の語源については、源順「倭名類聚鈔」(937 頃)の「隠(おぬ)が訛ったもの」という説が有名ですが、面白い説を見つけたので掲載します。

 

「おのをに(己を煮)」。自分で自分を煮ること、そのような状態になった人、そのような状態になった心情の想像的一般的擬人化。それは目をむき、角が生え、牙があり、全身は煮えたぎったように赤い。「鬼(キ)」は中国語で亡霊のようなものを意味し、本来は「おに」とは無関係な当て字です。

「おにゆり(鬼百合)」は赤い百合。「仕事の鬼」は全身が煮えたぎったように仕事に打ち込む人。「鬼ごっこ」の鬼は「こら!」と真っ赤な顔をして子供を追いかけて来る親父(おやぢ)のイメージ。

「おのをに(己を煮)」という意味での、いうなれば一般的な意味での、「おに」という言葉は相当に古くからあるのでしょうけれど、やがて、この「おに」は、通常の人間ではない異形のものともなり、平安時代の浄土思想、それに対応する地獄の思想、そこにいる罪人(つみびと)たる亡者を監視する獄卒のイメージにも重なります。

それは罪人に煮えたぎったような怒りを表したのでしょう。また、「恐ろしいもの」という漠然としたイメージから、様々な禍(わざはひ)をもたらす邪気(悪しきもの、「もののけ」の「もの」)のイメージにも重なり、邪気を逐(お)ふ「ついな(追儺)」・節分の行事にも現れ、後には「鬼は外」と豆で逐(お)はれることにもなります。

「鬼は外」は「ついな(追儺)」・節分の行事によるものですが、その言葉の本来の意味だけを言えば、心が煮えたぎったようになりとげとげしく暮らさず、平安ににこやかに暮らそう、そんな生活になりますように、という意味になります。節分で鬼に豆を打ちつけるのは「まめ(実直)」な生活が一番、ということでしょうか。

「鬼 ……和名於爾(おに)」(『倭名類聚鈔』)。この『倭名類聚鈔』には「おに」の語源に関し「或説云於邇(おに)者隠音之訛也」(ある説では於邇(おに)は「隠」の音(オン)の訛(なまり・変化)であるという)とあり、この語源説が相当に有名なわけですが、「隠」には、かくれる、さらには、おだやか、といった意味があり、歴史的な「おに」の現れとはだいぶ異なります。

「神……カミ オニ タマシヒ」「魔……オニ ココメ タマシヒ」「鬼……オニ」(以上『類聚名義抄』:900年代後半には「おに」という語はこうした印象になっている。「ここめ」は「醜女」であり、黄泉の国へ行ったイザナキノミコトを追ってきたあの一群の死霊のようなものたち。「『吾(あれ)に辱(はぢ)見せつ』」(『古事記』)と憤怒し呪いに満ちたようなそのものたちが「おに」と言われたということか)。

※『万葉集』では「鬼」はほとんどの場合「もの」と読まれています(7巻1350、1402、11巻2578、2717、12巻2947、2989、その他)。「しこ」と読んでいるものもある(2巻117、12巻3062)。

『日本書紀』では「吾(われ)、葦原中國(あしはらのなかつくに)の邪(あ)しき鬼(もの)を撥(はら)ひ平(む)けしめむと欲(おも)ふ」(『日本書紀』神代下の始めの部分)などは「もの」と読まれている。「此(これ)桃(もも)を用(も)て鬼(おに)を避(ふせ)ぐ緣(ことのもと)なり」(『日本書紀』神代上:イザナキノミコトが黄泉の国へ行った部分の一書)では「おに」と読まれていますが、ここで「鬼」と書かれているのは黄泉の国の死霊のような者たちであり、漢語の影響でそう書かれたのでしょう。

「おに(鬼)」の語源

 

鬼に関する面白い民話を見つけたので載せておきます。

『福は外、鬼は内』

― 山形県 ―

 

 むかしむかし、あるところに貧乏(びんぼう)な夫婦がいてあったと。

 節分が近づいた頃、夫と女房は、

 「そろそろ節分がくるが、今年から『福は内、鬼は外』っちゅうのをな、やめたいと思うんだけど、どうだべか」

 「あれま、どうしてだぁ」

 「うん、節分には全部の家から『鬼は外』っちゅうて豆ぇぶっつけられる鬼がなんだか可哀想(かわいそう)になった。『鬼の目ン玉ぶっつぶせ』なんて、今年は言えそうにない」 

 「なしてぇ」

 「うん、去年は作物(さくもつ)が不作の年だったのに、年貢(ねんぐ)はまけてもらえなかったべ。この村でも食うや食わずの家はいっぱいある。俺らん家(ち)も、かつかつの貧乏暮らしだ。天気に蹴られ役人にいじめられ、泣きたい、逃げ出したいと何度も思ったべ。鬼だって世間じゅうから煎(い)り豆ぶっつけられて、泣きたいと思っているべ。節分の日ばかりは、鬼も俺らと同じでないかと思ってな」

 「あれまぁ、そう言われればそうだぁ。そんなら、今年からどうするんかい」

 「世間さまとは変わった家が一軒ぐらいあってもいいべ。俺らん家は『福は外、鬼は内』って言ってやるべ」

 「どうせ福は来そうにないから、そうしようか」

と、こう話し合うたと。 

 

師匠! 今回は「鬼」ですね。

私は節分の鬼ではなく「鬼さんこちら、手のなる方へ…」の「鬼」を描きます。

↑師匠が私にくれた絵手紙

私が師匠に送った絵手紙↓

したっけ。

 

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詩集「涅槃歌」

倉内 佐知子

 

 

 

 

 

 

コメント (6)
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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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