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「本当は怖いハロウィンの話」について考える

2021-10-31 06:45:37 | 記念日・祝日・行事・習慣

元々古代ケルト民族ドルイド教で行われていた「サヴァン祭」が起源と言われています。

古代ケルト人は11月1日を新年としていて、大晦日に当たる10月31日の夜に先祖が霊の姿で会いに来ると信じられていました。

しかし、悪霊も一緒に先祖の霊とやってきてしまい、作物に悪影響を与えたり、子供をさらっていったりするなど、人間たちに悪いことをするといわれていました。

そこで、人間たちは悪霊を驚かせ追い払うことを思いつき、怪物の仮面をかぶったり仮装したりしたそうです。

その祭りは次第にキリスト教へと広がり、今に至るそうです。

 

現在に至っては、宗教的な考えは薄れて、大人から子どもまでが楽しめるイベントとなっています。

 

ハロウィンの本当の起源「ドルイド教の悪魔への生贄説」

これは冒頭でも紹介しましたが、ケルト民族が伝統的に行っていて「サヴァン祭」が始まりと言われています。

 

サウィン (Samhain) はゲール語sam-fuin (夏の終わり)に由来し、古代アイルランド語ではサヴァン(Samain)と呼ばれる。

ケルト人にとって11月が新年。つまり、10月31日は大晦日。さらに死者の霊が家族のいる家に戻ってくる日。つまり、ケルトのお盆みたいなもの。

収穫祭×大晦日×お盆のお忙しい日。

 

ケルト人からした新年は11月でそれと共にやってくるのが冬でした。

古代では作物の実らない冬はまさに死者の国とされていました。

空は暗い雲で覆われ、大量に降る雪は大地を覆います。

作物の実らないこの時期は村人にとっても生きることが精一杯だったと思います。

こんな彼らが生きながらえるのに必要だったのが、秋に収穫した作物などでした。

しかし、夏に雨の降らない時期や水害が起き、収穫量は減ってしまいます。

そのようなことが起きると、その年に冬を生きながらえる術がなくなってしまうのです。

そこで、村人たちが厳しい冬の訪れと悪霊を追い出すために行われたのが「サヴァン祭」でした。

この「サヴァン祭」は人を死から遠ざけ、冬も共に遠ざけるということを表していて、食いつないでいくために家族を生贄に捧げるという恐ろしい祭りだったのです。

生贄になった人は火に焚かれ、この犠牲は決して忘れてはいけないと称し、炎は各家庭に持ち帰られその家の暖炉で冬の間燃え続けるのです。

このように、ドルイド教には生贄を捧げる文化がありました。

生贄を捧げる方法も多岐にわたり、その中でも一番有名なのが「ウィッカーマン」と呼ばれる方法で、これは巨大な人間のような形をした像を藁などで編んで作り、その中に人間や家畜を詰め込んで火を放つという何とも残酷なものでした。

実際にはこのような方法で行われることが多かったそうです。

 

ハロウィンのかぼちゃ(ジャック・オー・ランタン)とは?

ハロウィンのシンボルと言えばジャック・オー・ランタンと言っても過言ではありません。

外国では、家族みんなでかぼちゃに目と鼻と口をくりぬいてその中にキャンドルを焚いて楽しむのがマイナーですね。

では、なぜこのかぼちゃにはジャック・オー・ランタンという名前が付いたのでしょうか?

 

アイルランドに伝わる物語

名前にもある「ジャック」はアイルランドの物語に登場する男が由来となっています。

ジャックという名の酔っ払いがサタンを騙して木に登らせ、幹に十字架を彫って降りられなくしてしまいます。そしてもう悪さはしないと約束させてから逃がしてやりました。

時が経ちジャックは死にますが,酒を飲んでいたずらばかりしていたので天国へ入れてもらえません。仕方なく地獄へ行くと、サタンを騙したということでこちらも門前払い。ジャックに残されたのは僅かな火種のみ。彼はその火が消えない様にくりぬいた「カブ」の中に入れ、それをぶら提げて闇の中をさ迷い続けているそうです。

だから本来は『カブ』なんですが,アメリカではカブより加工し易いカボチャが使われる様になり定着したそうです。

この、ジャック・オー・ランタンを窓際などに飾っておくと魔除けの役割を果たしてくれるそうです。

 

合言葉「トリック・オア・トリート」とは?

ハロウィンでは「トリック・オア・トリート」を合言葉にし、各家庭を回りお菓子をもらのもハロウィンの醍醐味ですよね。

Trick or Treatはそのままでは「いたずらか、お菓子か」といった意味になります。

このtreatは、動詞。「~に待遇する」の意味を持ちますが、それがお菓子になるとは英単語の技です。ヘアケアのトリートメントは髪のためになる保護や手当を意味していますよね。だから子どもたちにも「手当=お菓子」をよこせといったところです。

「Trick or Treat」省略文で、分かりやすく語を補うと「Treat me, or we'll trick you」となります。日本語にすると「もてなせ、さもなければ悪事を働くぞ」といったところでしょうか。

日本語でも、日常会話で単語や語尾などを省略する事例はしばしば見られます。「Trick or Treat」も、長い時間を経て生まれた言い回しなのでしょう。

この「トリック・オア・トリート」には「お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ」という意味が込められています。

これを言われたら大人たちは「ハッピーハロウィン」と言って子どもたちにお菓子をあげるのがルールになっています。

お菓子には悪霊を払う意味があるといわれているのです。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (きままなマーシャ)
2021-10-31 09:29:25
怖いですね。
古の人は日々生きていることに必死だったのでしょうね。
ハロウィンに仮装するのは魔物の仲間ですよ~
のアピールなんですよね^^
お店はどこもハロウィン一色ですごく賑やかです(*^^*)
返信する
★きままなマーシャさん★ (都月満夫)
2021-10-31 10:08:42
怖いですね。
昔は生贄とか人柱とか、尊い人命を犠牲にすることで悪霊や災いを沈めるということが行われていました。
ハロウィンの仮装も悪霊よりも怖い姿で追い返そうという思いがありました。
今はお祭り気分ですね^^
したっけ。
返信する
こんばんは^^ (sakurabana)
2021-10-31 22:59:17
本当は怖いはなしなんですよね~^^
カボチャのランタンはハロウィンらしくて
いいのですが
死者や悪魔に仮装しててもね~^^
返信する
★sakurabanaさん★ (都月満夫)
2021-11-01 06:59:10
そうです。
冬は死の世界だったのです。
先祖の霊とともに悪霊もやってくる。
そのために生贄を捧げました。
恐ろしい仮装で、悪霊退散を試みたのです。
決してどんちゃん騒ぎをするお祭りではありません^^
したっけ。
返信する
こんにちは~ (haru)
2021-11-01 14:30:14
こんにちは~

どこでも大昔は大変だったですもんね。
特にケルトの方は寒いですからねぇ。
色々考えて生きてきたのでしょうね。
返信する
★haruさん★ (都月満夫)
2021-11-01 17:50:21
そうですね。
昔の人は災いや凶事は悪霊か悪魔のせいだと考えたようです。
一番尊い人命で許しを請うたのでしょう。
悲しい歴史です^^
したっけ。
返信する

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