年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

明成皇后

2012年06月05日 | キムチ

明治28年10月8日に暗殺された韓国の明成皇后暗殺事件を調べて、著書にした金文子さんの講演会に行った。この事件の背後の研究はあまりなされていなくて角田房子さんの小説(閔妃暗殺)から一般に知れ渡ったという。金さんは明成皇后と言われる女性の写真の存在確認から史料調査が始まったという。日清戦争後の三国干渉で大陸に対する日本の権益確保とロシア南下政策に対する恐怖感が事件の背後にあって、電信線確保が日本政府の大儀名分であったという。
 金文子さんの研究では日本外務省の公文書の記録も事件に関して『やらせ』の部分が多く、細かく調べてゆくと矛盾し、どれが事実かということで苦労したようだ。主として頼ったのは公文書でなく電報とか書簡のようである。
 日韓併合後、事件の実行者と称するものが多数出てきたと講演主催者は話していた。
キムチの歴史をこれから調べてゆくのだが、事実以外の話は歴史書にも出ていないので大変だと思う。
コメント
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