年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

西蒲田の騒動の陰で

2012年06月17日 | 梅干

日本経済新聞 6月15日夕刊
 「公正取引委員会は,紀州田辺梅干協同組合,紀州みなべ梅干協同組合らに対し,独占禁止法に違反(事業者団体による一定の取引分野における競争の実質的制限の禁止)するおそれがあるとして,同2組合に対して警告を行った。
 本件は,同2組合が,かねてから特定白干梅の購入価格等について情報交換を行っており,毎年7月頃に,その年に生産される特定白干梅について両組合の組合員が農家から購入すべき価格を決定することにより,特定白干梅の購入分野における競争を実質的に制限していた疑い。」
こんな結果となったが組合での提示価格で必ずしも仕入れる人がいないことも分かったということ。売り先がない農家にとって今後は目安となる価格がないので困るだろう。古く長い付き合いのなかで価格を下げる交渉は難しく、組合価格で下げの交渉を行っていたが今後はどのように下げの交渉を行うのだろうか。今年は梅の不作で生梅の相場がかなり高い。今度の台風でどのくらい傷のついた梅が出るかもしれない。天気も気になるが目安となる価格がなくなるのも気になる。
コメント
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