年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

図書館で借りた本の中に春画があって

2015年05月22日 | 宅老のグチ

 

福神漬の隠れた意味を調べる途中で図書館の借りた本の中に浮世絵等の春画があった。18禁でもない本だった。このたび細川家の永青文庫で春画の展示会があって18歳未満の入場が禁止されるという。戯作者梅亭金鵞は今では吐き気をもよおす表現で作品を作っていた。明治になって日本から流出した浮世絵が海外で保存され今公開される時代となった。

 明治10年代の自由民権運動の盛んなときに風刺漫画雑誌に勤めていた梅亭金鵞が上野池之端の香煎茶屋の新商品の命名で何も考えないで命名したとは今では思えない。その理由として武士の象徴である刀を意味する(刃豆-ナタマメ)が最初から福神漬の中に入っていた。後で7種の野菜を入れるようになったようだ。梅亭がどのような隠した意図を入れたか今ではわからないが当時の日本人は判じ絵等を楽しむ文化があったようだ。

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