年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

世界経済の中で

2015年05月06日 | 宅老のグチ

 

築地市場を訪問する外国人が増えるたび、正門脇にある注意書きの言語が増えている。既に英語・中国語・韓国語があるがそろそろタイ語などの東南アジア系の言語の表示が増えそうだ。昨日夕刻聞きなれない言語で話していた観光客がいた。顔を見るとタイ語かまたは東南アジアの言語だろう。

 63人待ちだった『日本人のためのピケティ入門』を読んでいる。60分でわかるという。いわゆる格差社会論争を起こした人の本『20世紀の資本』の解説本である。一部の金持ちが非課税または低額課税国に資産を移しているため格差が広がっているという。彼は国際課税を提案しているようだが課税は政治の基本で難しい。このことから国際企業は節税の専門職を雇用して企業の肥大化を続け格差がさらに拡大したという。

 富者から子孫へ資産の移転で教育機会の格差が広がっているという。資産のある人の子でなければ高額の学費のかかる有名大学に入れないと現実がある。

今の日本の相続税増税はこの格差を広げる促進政策かもしれない。贈与税の免税で子孫の学費を高齢者の資産移転を図っているようだ。問題は有能な人材を学費のために教育機会をあきらめさせている。既存技術がすくに時代遅れとなる時に次世代を担う人材は何処にいるのだろうか。

 

コメント
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