このところの漬物業者の廃業の加速を見ていると、栄枯盛衰は何処にでもあることでここを打破したところが次代を担うと思われる。
ベッタラ市は商家の祭りで調べている過程で商家の主人が次代を長男に任せた例より、記憶に残るのは優秀な勤め人を娘婿養子として継がした例が目立った。ところがタクワン漬の歴史を見ていると長男を能力に関係なく継がしていたようだ。ただ幕末に活躍した徳川方の官僚は養子が目立つことに気がつく。黒船が来たことにより能力主義になったようだ。
養子で突然活躍していたことで歴史家が経歴を見過ごすことも多いようだ。特に神奈川奉行.堺町奉行を歴任した長井筑前守は開明官僚として歴史学者の著述に現れるが経歴は不明とある。ところが福神漬の歴史を調べていると重要な人物となる。