年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

東京新大橋雨中図から

2015年12月20日 | 築地市場にて

最近亡くなった作家の本を集中的に読む。東京新大橋雨中図 杉本章子著 小林清親の明治15年頃までの小説だった。福神漬の資料調査で漏れた記述があったので事実確認する必要があるだろう。小説だからと言って全部ウソを書くこともないだろう。一部が事実でなければ評伝もどき小説とならない。

 北白川親王が第二回内国勧業博覧会で賞を得た河鍋暁斎の所で出てくる。事実なのだろうか。この件でまた西川口の河鍋暁斎美術館へ行く必要がある。まだ文献が出てこないが梅亭金鵞は暁斎画談を書いているし、どのような付き合いだったのだろうか。小林清親と暁斎との関係は本当はどの様な関係だったのだろうか。少なくとも完全な弟子と書いている本は見当たらない。かといって無視もしていないようだ。暁斎・コンドル・本田錦吉郎・團團社・井上安治等の名前が出てくる。それと印刷技術の進歩で浮世絵版画が衰退していったことが書いてあった。福神漬の資料調査で同様のことがあった。ただし絵画と違って絵草子屋が増えた次期で一時的に戯作者への需要があった。

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