伊藤痴遊という明治期の政治講釈師の話から自由民権運動静岡事件の関連の本を読んでいる。森有礼とその妻の関係の本を読んでいたら自由民権運動静岡事件の影響があって、森有礼の妻常子は離縁させられ、戸籍等の記録が消えているようだ。写真すら残っていない。静岡事件の発端時期に、明治屋礒野計に嫁いだ常子の妹福子は出産まじかで、産後数日で亡くなった。福子の心労だろうと推測できる。静岡事件の広瀬は広瀬家の養子だった。この関係は当時も秘密にしていたようだった。
明治期はまだ医療が進歩していなかったので出産は大事と推察できるので産後急死もありうるかもしれないが自由民権運動に関連するとは想像できない。箱根に集まる政府高官の暗殺計画が漏れて事件となった。これから審議が始まるテロ等共謀罪ではどのような裁きとなるのだろうか。当時は国事犯とすることなく、資金集めのための強盗を裁判で裁いた。
過激になった自由民権運動は次第に大陸の方に向かっていった。日本のキムチの歴史と福神漬の歴史はここで繋がる。