築地市場の内情が知られていないので適当に外部の人たちが築地市場再建案を提示している。前回の築地市場再建工事の頓挫した原因を解明しないで豊洲移転の是非を論じている。
築地市場協会が納得すればすべては解決するように思っているが一部の人が反対すれば工事が進まない。日々激しい商売を続けている築地では工事の工程の会議は月1回以上は開くことが出来ない。オリンピック開催と言うインパクトのある会議促進イベントはあるのだろうか。さらにネットを行う人も少ない。つまり紙の資料を大量に作ることになる。豊洲汚染問題の専門家会議で出された資料は最終回はA3の用紙で5から6センチの厚さがあった。画像も多く仲卸の人もわかるように成っていた。このような会議を築地市場再建の時には繰り返す。
築地市場再建再整備案は1年も経たないうちに出るだろうが市場の人たちの細かい要望を聞くことに数年かかるだろう。豊洲で問題となった温度管理による使用料の高騰は温度管理の必要のない業者の不満となっている。平地の築地から立体となるとエレベ-タ-費用も発生する。豊洲がもめた原因は水産部の要望を聞く時間が少なかったためである。
このような豊洲移転の混乱原因を避けるには時間がかかる。つまり小池知事の再選時にも築地は何も進展無くそのままであることになる。何も決断できない知事と成ってしまい、オリンピック開催時期に築地の道路が混乱を招く。さらに選手村のあとのマンションも交通僻地となり価格が下落するだろう。オリンピック開催による負債と豊洲放棄による3000億円以上の負債は都民の負担となり2020年から始まる都民の高齢化で厳しい都財政となるだろう。