串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

防府にて

2013年04月30日 | 旅-中国・四国

長い間更新をさぼってしまった。

4月も終わろうとしているのに、3月末の九州桜旅の続きを・・・。

3月29日、湯田温泉での泊まりまで連れとは別行動で私は防府観光。

防府駅前にある観光協会で自転車を借りようかな・・・と、行ってみたが最初の1時間300円。
以後1時間毎に100円と結構高いので、レンタサイクルはやめて歩いて防府天満宮へ行く事にした。

ぶらぶら歩いて15分ほどで到着。

防府天満宮の前にある「まちの駅うめてらす」でも自転車を貸し出していた。

こちらは4時間以内200円、4時間を越えると400円という料金設定。

借りました。

左手の建物が「うめてらす」。

その前にどこかで昼ごはんを・・・と、近辺を探してみると。

 防府天満宮の前の道路は、旧山陽道と毛利の殿様も参勤交代で通った萩往還が重複している。

その道路を挟んで防府天満宮の向かい側に「茶かゆ」ののぼりが見えた。

ちょっと入りにくそうな感じもしたが、思い切ってドアを開けた。

「田舎茶屋 茶ゑん」さん、住宅の1階を食事処にしてあるようだ。

スリッパに履き替えてテーブルに着く。

手作りのバッグやワカメ、野菜なども片隅で売られていた。

定食600円を頂く。

ばら寿司、かき揚げ、小鉢が2つ、味噌汁、お漬物。

どれも味がよくて、これで600円とは。

種さきも添えられ季節感たっぷりのばら寿司。

はぁ、大満足の昼食でした。

防府天満宮の桜は満開を過ぎ、散りかけ状態だったが、まだまだ見ごたえがあった。

梅だけでなく桜も見事な防府天満宮。

借りた自転車で毛利氏庭園へ。

表門辺りのつつじは今頃満開だろう。

桜は案外少なく、つつじの頃や紅葉の時がいいかもしれない。

敷石のデザインが粋で見とれてしまう。

明治維新の功により、長州藩の最後の藩主元徳は公爵となり、大正5年に完成させた邸宅。

庭園も含めて敷地は1200坪。

浴室の広さに比べると小さな湯船で、冬などさぞ寒かった事だろう。 

湯船は大理石。

2階から庭園をながめる。

毛利邸を訪れたかった大きな理由があった。

30年程前にここを訪れた時、ラオスかビルマ辺りの少数民族支援のため、彼らが作った
手工芸品が販売されていた。

確か曹洞宗のボランティア団体が主催していたと思う。

高価なものは買えなかったが、2~3点買い求めた中の一つは今も大切に残している。

13x9.5センチの小さなポーチだが両サイド全面に細かいクロスステッチが刺繍されている。

又何か買おう・・・と、期待して行ったのだが、そういう販売はない。

スタッフに、かつてこういう販売があったが?と、聞いてみたが、そんな昔の話はご存じない。

隣にある「毛利ミュージアムショップ舞衣」で販売しているかもしれないという事で行ってみたが
海外のアクセサリーなどのきんきら物で、私が探しているのとは違う。

ここではなかったのだろうか?

一緒だった連れも覚えてなくて、今更確かめようもない。

そこではないか?と言われた「毛利ミュージアムショップ舞衣」。

販売コーナーの奥に茶房があり、ちょっと疲れたのでコーヒーでも頂こう。

う~ん、このコーヒー650円とホテル並み。

量はたっぷりだけど味は・・・?

あの昼食は600円とコーヒー1杯よりも安い。

毛利庭園や屋敷内には、この「茶房舞衣」と小さな土産物屋しかない。

防府を代表する観光施設、観光客も結構多い。

殿様の邸宅とはいえ、もう少し手軽に休憩できる施設があってもいいんじゃないかと思った。 

もう来る事はないだろうなぁ・・・と、残念な想いで近くにある周防国分寺へ。

静かな境内にすいせんが見事に咲き誇っていた。

「うめてらす」で自転車を返却し、広くて品揃いの良いお土産コーナーで買い物をして
連れと合流、今宵の宿、湯田温泉を目指した。