串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

河内貯水池

2013年05月01日 | 旅-九州・沖縄

 3月30日、湯田温泉を後にして九州へ向かう。

関門橋を渡って九州入りをする前に壇之浦PAに寄らなくちゃ。

いましたいました。

しかし見かけたのは1匹だけ。

以前は数匹いたのに

車に轢かれたんだろうか?

PA内の売店は歩きにくいほどの大混雑。

なのに誰もワタシに餌をくれない。

かく言う私も餌を持ってくるのを忘れた。

ここに寄ってニャンを見るのが九州旅行の楽しみの一つでもあるのに。

「餌をやらないで」という貼紙はアチコチにしてあるし、やってはいけないんだろうが
生きていかなくちゃいけない。

でも随分たくましくなったような気もする。

次は忘れず持参してくるから、元気でいてね。


 

福岡県にかねてより行きたい所「河内貯水池」があった。

近代製鉄発祥の官営八幡製鉄所の工業用水確保のために、大正8年着工昭和2年に完成。

今も新日鉄が管理する民間企業の所有のダムで、土木遺産に認定されている。

コンクリート製だが表面は石張り仕上げ。

 見事な石張り。

 

 

 

ところどころ石がはがれているが、細かい石をびっしり貼り付けた労力に感心してしまう。

今ではそんな手間のかかる仕事は出来ないだろう。

美しい・・・。

付近は桜の名所。

貯水池には何本かの橋がかかっているが、これは石橋の「中河内橋」。

今も現役で車の通行も可。

今は歩行者と自転車専用になってしまっている南河内橋(めがね橋)。

上部部分に遊び心いっぱいの飾り。

昭和初期までの土木構造物や建築にはステキなデザインが多い。

 なんて美しいデザインなんだろう。

1スパン66m、全長133m、幅3.6m。

専門用語では「レンティキュラートラス」が2連連なった橋で、日本には3例しかないが
現存しているのは、唯一この橋だけという。

北九州の工業地帯にありながら戦災の被害にも遭わず、よくぞ残ってくれたものだ。

河内貯水池の周りにはサイクリングロードが巡り、よく整備された環境の中、ハイキングを
楽しむ人も多く見かけた。

確か自転車を貸し出す所があったと思うが、これは未確認。

紅葉はきれいなんだろうか?

ゆっくり自転車で回ってみたいと思った。

ちなみに近所にある九州民芸村は閉鎖されていた。