飛騨小坂にある厳立(がんだて)峡。
以前、濁河温泉から下りて来た時にも観光していたが、今宵の宿である湯屋温泉からは車で10分程と近く、チェックインするまでに寄ってみる。
高さ72m、幅120mの雄大な岩壁は、御嶽山の火山活動で流れ出た溶岩が冷えて固まる時に柱状節理となったもの。
岐阜の宝もの認定第一号という「小坂の滝めぐり」初級コースを歩いてみる事に。
右下の小さな建物で清掃協力金を支払い、いざ「三ツ滝」へ。
遊歩道が整備され、多少の上りはあるものの歩きやすい道。
紅葉の頃はさぞきれいだろうと思う。
滝の周辺はマイナスイオンがいっぱい・・・とは知っていたが、これだけ数字で示されると、なるほど凄いなぁ。
名残のアジサイ。
薄暗い木立にはキノコも。
この三ツ滝は以前も見ていた。
今回、少しがんばって奥にある「あかがねとよ」と「からたに滝」も見に行く事にした。
行者橋を渡り林道へ出る。
右に行けば厳立のある駐車場へ戻る。
三ツ滝だけ見る人はこの林道を歩いて戻って行くが、私達は反対の左方面へ上って行く。
ゆるい上りの1.5キロの道のりだが、しんどかった~。
やっと滝入り口に到着したが、そこにが広い駐車場があった。
ここへ向かって歩いている時、乗用車が何台か上がって行った。
「車でも近くまで行けるんだ」と、気づいた時はもう半分ぐらいの道のりを歩いていたので、今更厳立の駐車場に戻り車で行こうとは思わなかった。
上の地図の現在地に駐車場があり、車で来れる。
林道から滝までは滑りやすい下りが続き、足元注意。
右手に「あかがねとよ」、左へ行けば「からたに滝」。
流れる水は清冽で冷たい。
全容が見にくい「あかがねとよ」。
回り込んで「あかがねとよ」を。
岩に張り付く苔饅頭。
こちらは「からたに滝」。
周囲は柱状節理の岩が囲む。
「あかがねとよ」や「からたに滝」を見るのは初めてだった。
来て良かった。
車ならもっと簡単にアクセス出来たけど、この後は温泉でまったりなんだから、これぐらい歩かなきゃ。
往路は早く着きたいと、回りの景色もそこそこに上ったが、復路は下を流れる渓流を見ながら歩く。
三ツ滝も上から見ると。
小坂には落差5m以上の滝が216もあり、滝めぐりのコースは初級クラスが4、中級が5、上級が4と全部で13コース。
中級、上級クラスになれば、「NPO法人飛騨小坂200滝」にガイドを頼まなければいけないだろうが、私は初級しか対応不可。
今度はの頃、「からたに滝」まで歩いてみたい。
林道は車で。