奥尻島の温泉 神威脇温泉保養所で立ち寄り入浴。
看板の文字も薄れ、やっているのかな?
暖簾がかかっているので営業している。
海のすぐそば。
源泉掛け流しの文字が嬉しい。
浴室は1階と2階にそれぞれ男女別にある。
どちらに入ってもいいようだ。
まずは2階の浴室へ。
えぇ~、驚いた。
なんとステキな湯だこと。
そして入浴者は誰も居ない。
笹濁り色の湯が湯船からどんどこあふれている。
湯船の縁もカルシウム成分だろうか白くコーティングされている。
湯口の回りはこんな状態。
口に含むとえぐくて塩辛い。
1階には広い休憩所もある。
強烈な湯でちょっとふらふら。
しかし、1階の浴室も、もちろん入る。
こちらは小ぶりなだけあって、湯船は入れない熱さになっている。
足を浸けるが全身はとても無理で、湯船から飛び出す。
2階は鉄分を除去した湯だが、1階は源泉そのまま。
1階の男湯も覗いてみた。
湯船は女湯より大きい。
時刻は10:30頃。
朝ぶろの客もいなくなる時間で他に誰も居なかった。
漁を終えた人々にとって、この熱い温泉は何よりだろう。
源泉名:神威脇温泉 1号井 2号井の混合泉 温度:63度 PH=6.5 湧出量 270L/M
成分総計:12,350mg/Kg のナトリウム・カルシウム-塩化物泉
Na=3020 K=220.8 Mg=122.9 Ca=1007 Fe2=5.2
Cl=6089 SO4=557.8 HCO3=757 CO2=390.4
北海道のこの島で凄い温泉に出会えた喜びで気持ちは高ぶっていた。
さぁ、後は港に向けて走るだけ。
えっ、何、あれ?
通り過ごしたが、後戻りした。
これが神威脇温泉の源泉井戸か?と、思ったが湯はぬるい。
しかし、同じ系統の湯だと思う。
今は利用されてないのだろうか?
シューと噴き出していた。
おそるべし奥尻島の温泉。
この近くに奥尻島唯一の温泉ホテルがある。
同じ源泉なのかどうか確かめていないが、奥尻湯の浜温泉と
あるから別源泉なのかもしれない。