串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

曾木発電所遺構&知覧にて

2018年04月08日 | 旅-九州・沖縄

 神の郷温泉から鹿児島県の桜名所忠元公園へ行ったが
染井吉野はほとんど散っていた。

近くの曾木の滝を挨拶程度見て、曾木発電所遺構
どの程度見えているのか、確認しに行こう。

 うわぁ~、全容が見えている。

前回は屋根の一部分だけだった。

見に来て良かった~。

 明治42年に竣工し、水俣のチッソなどにも送電
していたが、鶴田ダムが出来、1965年水没。

ヘリテージング100選にも選ばれている。

曾木の滝を見に行ったら、是非ここまで足を
延ばされる事をお勧めする。

前の広場に薬草園を建設中。

来年訪れたら植わっている薬草が見れるらしい。 

桜島SA、早くもキリシマツツジが満開。 

知覧へやって来た。

知覧特攻平和会館への取付道路は、石灯篭がズラリ並び
ここにも散ってしまった染井吉野。

満開の時はさぞ美しかったでしょう。

 よく整備されている。

 館内は撮影禁止だが、この区画は撮影OK。

撮影禁止区域の中央展示室には、隊員の遺影や遺書などが
展示されていたが、遺書を2通読んだだけで涙が出てきて
もう見てられない。

 

 引き揚げ時の写真。

1発も打たずに沈んだのだろう。

 

 無残!

 

 復元された三角兵舎

 

 まるで監獄。

様々な想いを胸に眠れぬ夜を過ごされたのではないだろうか?

その魂がさまよっているような気がして、シャッターを
押してよいか迷った。

こんな非人道的、無謀な作戦はいったい誰が・・・。

 

この道路沿いは八重桜で、まだ満開ではなかった。

帰り際、車に乗ろうとした時、白人ツアー一行がやって来た。

どこの国の人かは分からないが、ここは見て欲しくない。

敗戦国、こんな事までやってたのか!

私達には大きな負の遺産、見られたくない。

パンフのそばに戦艦ミズーリ記念館の小さなパンフが置かれていた。

どちらも過去の戦争と平和の歴史を今に伝える記念館としての
位置づけだろうが、この非人道的な施設は外国人には見せたくない。

彼らはこれを見てどう思うのだろうか?

暑い日だった。

時間もあまりなかったので、この特攻平和会館だけしか見なかった。

武家屋敷も見たかったが秋にでもリベンジかな。

有名な知覧茶を買おうと思っていたが、知覧茶は全て深蒸しだという。

深蒸し茶は嫌いなので買わなかった。