木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

今朝は風もなく、雲もありませんが、空に見える星の数は少ないです。

突きが見えないと思ったら新月です、気温1度。

そういえば、ニュースで中国で春節が始まり、

中国人観光客が、コロナ前のように日本にやってくるか?

と言っていました。

さて、カンナを切れるようにして、薄削りができるようにするには

刃が研げるようなるだけでなく、刃がおさまる台も平らにしなければなりません。

そのために台直しカンナがあるのですが、

均一にならすために、面直し器という治具を使うと便利です。

訓練校にはそれを2台くらい置いてあります。

先月末の訓練校の昼食BBQは廃業する大工さんの工房の片づけもしました。

その時にガラスの割れた面直し器を譲り受けました。

まずは割れたガラスを丁寧に剝がします。

粘着テープが強力で往生しました。

その粘着テープ、御覧のように包丁でもなかなか剥がれないほどです。

代替のガラスは、今月末、我が家のサッシに内窓のペアガラスを

つける工事をするガラス店に

「余ったガラスで厚さ3~4㎜のがあったら、この台直し器の大きさに切ってください。」

と依頼しました。

翌日にはきれいに面まで取って、サイズに合わせて切ってきてくれました。

こういうていねいで速い仕事って、職人さんへの信頼が増します。

このガラスの上に専用のペーパーを貼ります。

そして、カンナ台をこの上でこすります。

ホントはカンナ台でけなく、刃を入れた状態でやります。

こうすると裏が真っ平になります。

ただし真っ平では実はかんなを引く時に抵抗が多くて具合が悪いのです。

さらに、数か所を削るのですが、それはまた別の機会に。

また、カンナ台を削るとカンナ刃がでる口「刃口(はくち)」が広がり、

逆目が起こりやすくなります。

なので、このカンナ台をご覧ください。

広がった刃口を狭める黒い木が埋木をしてあります。

そのやり方を私は知りません。

このカンナはヤフオクで落札したものなので。

そのやり方もおいおい訓練校で教わろうと思っています。

それでは今日も元気に行きましょう。

 



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