木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



さて、今週は葬儀が入りあわただしい1週間ですが、

ずーとそれにかかりきりという事ではなく、

1~2時間の空き時間が随所にできました。

その合間にノミを10本ほど研ぎました。

特に一番古くからノミで、地番よく使うこの八分ノミは

先週、訓練校の吉田校長に裏切れを指摘されました。

そこで、金盤を出して裏出しから作業スタートです。

そして、1000番の中砥石から表を研いでいきます。

そう、研ぐ時には指先を擦ってしまうので、予防のテープを巻いておきます。

仕上げ砥石を3種使って

研ぎあげましたが、まだしのぎ面が均一とは言えません。

裏はしっかりと刃裏が出て、きれいに研げています。

細いノミは、カンナに比べて、研ぐのが難しく、

カメラのピント合わせも大変です。

手持ちのノミはほぼすべて、吉田校長が荒砥石で

面を作ってくれてあるので、

私の研ぎは、仕上げ砥石だけです。

それでもその面を崩さないように

表面を整えて、写真を撮るのは

細くなればなるほど難しいです。

足掛け4日で、この4本だけでなく、

あとは写真だけ、興味ある方はご覧ください。

幅広はそこそこ遂げていますが、やはり細いのは課題があります。

写真の撮り方も含めて。

冬の日差しに砥石がドミノ倒しのように並んでいます。

まだ、叩きノミ5本の研ぎが終わっていないので、

今夜あたり、山荘の厨房でやろうと思います。

昨晩、氷点下2度の仁科峠を越えて伊豆山中に戻りました。

少し着込んで、主屋の改築を進めます。

それでは今日も元気に行きましょう。

 



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