録り貯めた録画リストから迷いに迷った結果、「L.A.コンフィデンシャル(1997年公開)」を観た。ちなみにconfidentialとは「内密の、秘密の」との意味らしい。
【解説】50年代初期のロサンジェルスを舞台に、ある殺人事件をめぐり、警察と暗黒組織でうごめく人間模様を描いたサスペンス。ロサンジェルスを舞台にした一連のミステリーで知られる作家ジェームズ・エルロイの同名小説(邦訳・文春文庫)の映画化。監督は「激流」のカーティス・ハンソン。脚本(共同製作も)は「陰謀のセオリー」「ポストマン」のブライアン・ヘルゲランドとハンソンの共同。製作はハンソン、「ディアボロス 悪魔の扉」のアーノン・ミルチャン、「心の指紋」のマイケル・ネイサンソンの共同。製作総指揮は「サバイビング ピカソ」のデイヴィッド・L・ウォルパー、「セブン」のダン・コルスラッド。撮影は「ヒート」のダンテ・スピノッティ。音楽は「追跡者」のジェリー・ゴールドスミスで、50年代当時のヒット曲がスクリーンを彩る。美術は「真実の行方」のジニーン・オプウォール。編集は「ロブ・ロイ ロマンに生きた男」のピーター・ホーネス。衣裳は「Emma エマ」のルース・マイアーズ。出演は「真夜中のサバナ」のケヴィン・スペイシー、「クイック&デッド」のラッセル・クロウ、「プリシラ」のガイ・ピアース、「ベイブ」のジェームズ・クロムウェル、「プレタポルテ」のキム・ベイシンガー、「レインメーカー」のダニー・デヴィート、「激流」のデイヴィッド・ストラザーンほか。97年度(第70回)アカデミー賞最優秀脚色賞・助演女優賞(キム・ベイシンガー)受賞。98年度キネマ旬報ベスト・テン第1位。
ほんのちょっと前にも観たのだが、何故か録画してしまい、何故か観始めたら止まらなくなった。ラッセル・クロウの男気プンプンが格好良く、署長役のジェームズ・クロムウェル(上記画像左から二番目)のまあ~憎たらしいこと・・・登場人物が非常に多いのだが、その都度フラッシュバックのように紹介してくれるので非常に助かる。そんなにもバタバタ殺さなくても・・・と思うほど、バタバタと登場人物がスクリーンから消えて行き、最後はごくごく僅かの登場人物だけしか残っていない。
この作品でアカデミー助演女優賞に輝いた娼婦役のキム・ベイシンガーは非常に薄幸そうでもあり、妖艶な感じでもあり、シーンによって全く別人に見えた。一瞬私はモンローのようにも見えた。
ちなみにケヴィン・スペイシーに激似の知り合い(ダンス好きの日本人のおっちゃん)がいるので、彼が映る度に「本当に似てるな~」と現実に戻されてしまい、少しだけ映画に没頭出来なかった。