「しゃべれども しゃべれども(2007年公開)」を観た。
【解説】、「一瞬の風になれ」で2007年本屋大賞に選ばれた佐藤多佳子の出世作。東京の下町を舞台に、ひょんなことから“話し方教室”を始めることになった落語家の青年、今昔亭三つ葉と、そこに通うワケありの3人を中心にした、不器用な人々の心温まる人間模様を優しい眼差しでさわやかに綴る純情青春物語。映画版の監督は「愛を乞うひと」「OUT」の平山秀幸。主演TOKIO国分太一・香里奈・松重豊・伊東四朗。
タイトルとあらすじだけで予約して観たので、国分君が出演しているとは知らずに観始める。タイトルはついつい「歩いても 歩いても」を思い出させる。落語の定番である「まんじゅうこわい」「火焔(かえん)太鼓」や私の好きな浅草演芸ホール・新宿末広亭・鈴本演芸場が登場し、舞台裏も落語好きには嬉しくなるような題材に加え、先日乗車した都電荒川線が頻繁に登場する下町風情満載の映画である。また国分君がしっかりと落語をしているところがとても好感が持てる。
様々な事情を抱えた三人が、話のプロである落語家に話し方を教わる・・・を中心でストーリーは進んで行くのだがだが、改めて話し方って非常に難しいと思った。話し方ひとつで面白い話も台無しになるし、選ぶ言葉ひとつで違った受け止め方をされてしまう。一番の特効薬は多くの人とたくさん直接話すことじゃないかな~と思う。
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