先日友人から誘われて東京ドームでのジャイアンツvsタイガース戦を観に行った。
今年はドームへは3月のWBC戦と7月の「大谷戦」と2回行ったものの、ジャイアンツ戦は今シーズン初めてだった。今回のお誘いは八月上旬にあった。その時点で唯一の心配事は「どうかそれまで優勝はしないで」だったが、八月は快進撃もひと段落し、マジックが消えたり点いたりを繰り返し、当日は消化試合にならずにドームでのタイガース戦最終戦となった。ゲーム差7.0の「一応」首位決戦は、すでに1.2戦と勝利し、消滅していたマジックが前日24と再点灯したばかりだった。
当日仕事が終わってからドームへと向かう。試合開始は18時なので、約30分遅れの到着と予想しながら、2試合連続で初回にホームランを打ってる村田に「頼むから待っててくれ」と祈りつつ、水道橋駅を目指す。この日の先発予定は好投報われず6月から白星に見放されている沢村と能見。1塁側1階内野席上部で元高校球児の友人と合流する。どうも沢村のリズムが悪く、2点を失って降板。その後、同点に追い付き、延長10回裏に長野のサヨナラホームランの3×-2で二位タイガースに三連勝。ゲーム差を8とし、マジックは23に減った。私にとって2010年7月以来のサヨナラ勝ちを水道橋の居酒屋で乾杯する。強いね~負ける気がしないもんね。
そして翌日のドラゴンズ戦も同じ友人と観に行った。私にとって恐らく初めての二夜連続観戦であろう。この日の席は以前行った事のあるおしぼりやウエルカムドリンクが付く接待用のロイヤルウイング席(旧プレミアムラウンジ)。混雑のない専用ゲートから入場する。今回の席はバルコニー席最前列で、視界を売り子さんも観客も遮る事がなく、また列には四席しかないので、並びの観客が席を立つ度に避ける必要もなく、じっくりと観戦出来る。おまけにご丁寧に座席の上にはモニターもついている。
この日の先発はホールトンで、4番村田の決勝点を山口→西村の盤石リレーで守り切り3-2で快勝し、今季3度目の6連勝で貯金を今季最多の31とし、マジックも21となった。ちなみに村田はこの日3安打を放ちセ・リーグ記録に並ぶ月間45安打となった。(翌日もヒットを重ね、新記録となった。)
ちなみに二人は観戦中、ほとんど喋らずグラウンドをじっと眺めている。ふたりの大きな違いは友人は「野球好き」で、私は「ジャイアンツ好き」なことである。取り立ててジャイアンツファンではない彼はマシソンさえ知らず、敵味方関係無く良いプレーには拍手を送り、駄目なプレーには野次を飛ばす。それをシーズンシート特典であるオレンジのマフラータオルを首に巻きながら、ドラゴンズ選手の良いプレーに拍手を送る光景がなかなか面白い。みんな色々な楽しみ方がある。
どうも有難う。近いうちに飲みましょう。野球ってやっぱ面白いや。ちなみに次回もバルコニー席がいいです。