2020年の東京五輪が決まってから一週間以上が経過した。相変わらずマスメディアは「勝因分析」や「経済効果」に余念が無く、その都度チャンネルを静かに変える
先日の国体観戦で感じたことだが、日本各地から東京にやって来ると考えるだけで主催者側でも関係者でも何でもないのだが、東京人としてまた地元江戸川区民としておもてなし感でいっぱいになる。先日も新小岩駅前に溢れる各地名の書かれたTシャツの国体関係者たちを見掛ける度に嬉しくなってしまう。これが世界単位になったら想像もつかない。
東京はこれからあれこれと整備されて行くだろう。綺麗な建物を建築する事ももちろん大切なのだが、それだけではない。以前、家を綺麗にするには「人を招くこと」と聞いたことがある。また生徒にゴミ拾いをさせているある先生曰く「ゴミを拾うと、ゴミを捨てなくなる」と言っていた。国体のボート会場だった荒川の土手が綺麗に整備されていたのを見て、ほんの少し誇らしくなった気持ちが、もっと東京中、日本中に広がり、そしてそこから波及してあらゆる面でもっともっと素敵な効果がきっと現れてくれるかも知れない。
おもてなしの気持ちはきっと言葉が通じる通じないにはさほど関係の無い話なのだろう。
またなかなかスポットを浴びないパラリンピックをオリンピックより先に開催するとか、または同時に並行して行うとかも可能ではないだろうか?そろばんばかり弾くのも悪くは無いのだが、是非この七年間でもっともっと成熟したニッポンを世界中の人たちに見て頂きたいものである。ウキウキした気持ちがまだ続いている私は、きっとそのうち横断歩道のおばあちゃんを背負って横断してしまうかも知れないな~