サザンのライブから1ヶ月が経過した。
この1ヶ月はほとんどサザンばかりを聴いている。特に新しいシングルはまるで「するめいか」のような、聴けば聴くほど奥深さを感じる。
1曲目の「ピースとハイライト」では近隣諸国とのいざこざを憂いつつ、「20世紀で懲りたはず」「いろんな事情があるけど 知ろうよ互いのいいとこ」と希望を歌い、2曲目の「蛍」では「たった一度の人生を捧げて さらば友よ 永遠に眠れ」と戦火に散った人々へのレクイエムとして捧げ、3曲目の「栄光の男」では同世代の男たちへの応援歌と共に「立場があるから 口に出せないけど・・・」と可愛いらしく中年世代を称え、4曲目の「人生の散歩道」では子供たちへ「膝を抱え 一人寝の夜にも 眩しい朝がやって来る」と人生は捨てたもんじゃないと歌いつつ、「やがて長い旅が終わる時に 愛しい人の手を取りたいな」と締めている。
これまで通常シングルはシングルカット以外は「おまけ的」な要素が強いものだと勝手に思っていたが、全曲どの世代にも通ずる素晴らしい楽曲ばかりで、改めて惚れ直してしまう。いやいや素晴らしい