日本社会人アメリカンフットボール協会のトップリーグに属する「BULLSフットボールクラブ(以下、BULLS)」が、ネット経由で不特定多数の個人から資金調達する「クラウドファンディング」に乗り出す。チームの運営資金を調達するのが目的。
BULLSは1981年に設立された名門チームだが、2013年8月にメインスポンサーの日本ユニシスが撤退を決定。トップリーグ開幕直前の出来事で、チーム継続へすぐさま新たなスポンサー探しを求められた。チームの年間運営資金は1500万(リーグ運営分担金1000万含む)掛かり、他企業のスポーンサー料や部費で500万をかき集めたがまだ1000万近く足りない状況の為、BULLの宮内伸佳監督が個別に交渉先を探す一方で、個人からの出資を募る手段としてクラウドファンディングに乗り出すことを決めた。期間は9月5日から10月5日までで、最低単位を1万円として資金を募る。目標は300万円で、目標に達しなかった場合は、提供者に返金される・・・とのこと。ちなみにこのようなクラウドファンディングはノーベル医学生理学賞を受賞した山中伸弥京都大教授や、最高齢でエベレスト登頂を達成した三浦雄一郎氏も同様のシステムで資金を募ったそうだ。
社会人チームは一部を除き懐具合はどこも厳しい。ただスポーツにはお金が掛かるけど、やはり夢と希望とストレス解消を与えてくれる魔法がある。今回の出資額に応じた特典とはどんなものなのだろうと調べてみた。
1万円・・・応援パック:Xリーグ共通チケット10枚+BULLS特製タオル
5万円・・・プレミア応援パック:応援パック+年末のチーム納会特別参加
10万円・・・ベンチパック:プレミア応援パック+1試合ベンチに特別招待(スタッフ登録し、チームの一員として試合参加)
100万円・・・ユニフォームパック:ベンチパック+ユニフォームの肩にロゴ(2013シーズン)
500万円・・・ネーミングパック:ベンチパック+チーム命名権(2013シーズン)
とても粋なものばかりで、ファンにはたまらない特典ばかりだろう。チームの一員になれたり、「有限会社 やな瀬不動産ブルズ」なんて事も可能であるんだな~と考えただけでワクワクしてしまう。このクラウドシステムが成功すれば、他の財政難のチームにとって明るい光が差し込むかも知れない。頑張れブルズ
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【明日9/17(火)~9/18(水)は連休となります。】