ドラマ「いねむり先生」を観た。
【解説】「いねむり先生」は最愛の妻であり、27歳で夭逝した女優・夏目雅子を失った著者・伊集院静がたどった、喪失、絶望から再生への道のりを描いた、自伝的小説の最高傑作。発売以来4か月で40万部を超えるベストセラーとなった感動の物語。 妻・マサコ=夏目雅子を失った後、荒みきった日々を送っていたサブロー=伊集院静は、知人の紹介である一人の男性を紹介される。その人こそ、先生=直木賞作家であり、ギャンブルの神様でもあった阿佐田哲也(色川武大)であった。「先生」との魂の交流の中で、彼は救われていく。それは“友情”とよぶには不可思議な関係であり、“敬愛”とよぶにはあまりに濃密な感情だった…。
伊集院静の本は「なぎさホテル」を始め、今まで何冊が読んだことがあったが、「いねむり先生」はまだ未読だったので楽しみに番組を観た。細かい所はさておき、20歳もの年の差があってもこのような関係が築けることは何ともとても素敵で、阿佐田哲也激似の西田敏行が本当にチャーミングである。また二人で旅打ち(ギャンブルを目的として旅をすること)に日本各地に出掛けるのだが、これが毎年恒例のひとり旅の雰囲気にとても良く似ていてとても惹かれた。裏路地にはドラマがある。
お酒は楽しく飲むというごくごく当たり前のことを、改めて実感した作品であった。それにしても余貴美子は最近とてもいい