先日銀行のATMで入金したところ、お札が詰まったらしく「係員が参ります」との機械的な音声案内が流れた。もしかしたらお札を折り曲げたままだったかも知れないな~と思っていると、しばらくして担当女性がやって来て、非常に申し訳ない表情で謝罪された。いやいやもしかしたらこちらのミスかも知れないのでそこまで謝らなくても・・・と思うようなことではあるが、彼女は平身低頭、謝罪し続ける。
最近よくある「過度の謝罪」である。先日の「まずは最初に弁明しておく」にも似ている。無難な対応と言えば無難なのだろうが、そこまで謝罪されたら、そりゃ~調子に乗る「(間違った)熱血漢」も出現するだろうな~と思っていると、「機械の調整をしますので・・・」と窓口前の席への着席を促される。ありゃ結構時間が掛かるのね?
席に座ってしばらくすると先程の女性が再びやって来て入金金額を確認し、また戻って行った。目の前のテレビモニターには住宅ローンの説明CMが繰り返し何度も何度も流れている。そして窓口から名前を呼ばれる。
「そ、そっち?」と意外な方角から声掛けに少し戸惑いながら、窓口に近寄るとしわくちゃになった紙幣がトレーに乗せられ、カウンターへの奥には今回何度も活躍してくれた女性が小太りの体を小さく縮めて頭を下げていた。
入金まではしてくれなかったのね・・・えーい、もう一度長い列に並ぼうじゃないか~