休日に映画「許されざる者」を映画館へ観に行った。
【解説】クリント・イーストウッド監督・主演で第65回米アカデミー作品賞、監督賞ほか4部門を受賞した傑作西部劇「許されざる者」(1992)を、「フラガール」「悪人」の李相日監督のメガホンで日本映画としてリメイク。江戸幕府崩壊後の明治初期、北海道開拓時代の歴史の中で、かつて「人斬り十兵衛」と恐れられていた男が、再び戦いに身を投じていく姿を描く。幕府の命の下、幾多の志士を斬りまくり、恐れられた釜田十兵衛は、幕府崩壊後いつしか姿を消し、人里離れた場所で静かに暮らしていた。やがて月日は流れ、妻に先立たれた十兵衛は、貧困の末に再び刀を手にすることになる。主人公・十兵衛役で渡辺謙が主演し、柄本明、佐藤浩市らが共演。
観たくて観たくてたまらなくて観に行った映画では無く、いつものように招待チケットの有効期日が迫る中、唯一上映時間が合った作品だっただけである。まず「人斬り十兵衛」と恐れられていた男が亡き妻との約束で刀を置いたにも関わらず、非常にあっさりと簡単に再び刀を手に取ってしまう。あら?翻意、早っ!!私の好きな佐藤浩市の非常に不自然な口髭に馴染めず、今ひとつ極悪非道になり切れていないので、彼に対しての憎悪感もそれほど膨らまない。また画面が非常に暗いシーンが多く見ずらく、135分の上映時間のうち、長~い前フリにも関わらずクライマックスが非常にシンプルで地味で短い。そもそも錆びた刀はまず研がないと駄目でしょう?
タイトルである「許されざる者(原題:Unforgiven・許されていない)」とは再び刀を手にしてしまった「主人公」と絶対的な支配者である「警察署長」と、そして観終わった人の感想なのかも知れんな~こりゃクリント・イーストウッドバージョンも観ておかないといかんね。