鎌倉の夏の風物詩である「鶴岡八幡宮~ぼんぼり祭」に出かけてきた。
雪洞祭は、立秋の前日に行われる『夏越祭』で始まり、7日の『立秋祭』、9日の源実朝の誕生日を祝う『実朝祭』まで行われる。
駅から段蔓をとおり八幡宮へ向かったが、段蔓にも商店街の雪洞も取り付け中で、彩を添えていた。
「ぼんぼり祭」は、今年で71年目を迎える伝統行事で、この日は、夏の邪気を祓う神事が行われたあとで、
参道に設置された『茅の輪くぐり』にすでに長い列が出来ていた。
説明板によると、災難厄除けのために左回り・右回り・左回りで3回廻る必要があるそうで、交錯しながら参拝客が右往左往?して健康を祈っていた。
境内には、鎌倉市内および近隣に在住する著名人等の書画を雪洞に仕立てて奉納され、400灯の雪洞(ぼんぼり)が点灯を待っていた。
誰がどんな書画を揮毫されたのか、一つひとつ確認しながら参道を進んだが、本殿に近い程有名な方が多く、
本殿前には、平山郁夫・松尾敏男・小泉淳作・扇千景・石原慎太郎・養老孟司・松沢知事・・・・・などの書画が並ぶ。
舞殿前では海上自衛隊横須賀音楽隊の演奏準備中であったが、本殿下の階段には、すでに演奏を聞こうと階段席が占領されていた。
本殿に参拝後、頼朝御陵にお参りして参道へと戻ってきたが、丁度巫女さんが雪洞に灯りをともす作業が始まっていた。
宵闇に灯る雪洞の明かりが並ぶ光景は幻想的で、毎年多くの見物客がみえるが、管理者は残念ながら帰路についた。
源平池の蓮の花を観たくのぞいて見たが、時間的にも午後だったせいもあるが、殆ど咲いてなく、まだ時期的にも早いようだ。
この日も暑い日が続いているが、夏らしい本格的な本番を迎える前に、暦上の秋を迎えたが異常気象はまだ続くようだ。