久し振りに故郷越前の「旬の里」や、懐かしい話題の町を駆け走りで訪ね歩き、素晴らしい触れ合いや交流が出来た。
その一部をシリーズで紹介して行きたいと思います。
今回は、福井県北部のあわら市や三国町の丘陵地帯をドライブしたが、この地区は昔から山海の豊かな自然に恵まれ、
農産物や海産物の名産品が多く、 『越の国』としても有名である。
早場米の産地として、越の国の生まれである『こしひかり』が、刈取りを控えた稲穂の黄緑色の絨毯が限りなく拡がっていた。
芦原温泉街を抜けて三国丘陵地帯に入ってまもなく、この地区の名産品のスイカ販売店を見つけて立寄ってみた。
この地区のスイカの模様は普通見られる黒と緑ではなく、黒一色の大型西瓜が多く、地元では「バクダン西瓜」と呼ぶそうだ。
ところが、模様は普通の黒と緑の模様であるが、中身はオレンジ色の珍しい西瓜を試食させてもらい、その味にビックリ。
生産者の方にお会い出来て、その名も『東尋坊スイカ~サマーオレンジ』の生産のご苦労話を伺った。
全国でここにしかない美味しい西瓜を作ろうと、10年前から試験栽培に取り組まれて、ようやく本格的に生産にこぎ着け、
毎年、限定販売ながら人気を得ているそうだ。
残念ながら、既に時期を過ぎていたようであるが、試食用にと戴いた「サマーオレンジ」は、非常に甘く美味しかった。
普通の西瓜に比べて、果肉のシャリシャリ感があり、何かメロンを連想するような甘さも独特のものである。
また、皮の厚さが非常に薄く、これは一度戴くと病みつきになるようである。
生産者の新井さんは、西瓜のみならず、他で生産してないような珍しい品種に拘って生産されているそうで、
ホワイト茄子『エッグプラント』も、生産されているそうで、管理者に初めてお目にかかり「これって何だ?」とビックリした。
恵まれた大地に、アイデアを活かしてまだまだ素晴らしい農産物が期待されて、福井には多いと感じた。
丘陵地帯からは、遠く白山連峰が望め、沿道には時期のひまわりが満開で、どこまでも広がっていたが、
東尋坊や雄島の観光地も近く、遥かに拡がる丘陵地帯では、数々の特産品が生産されているようだ。