MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

故郷越前の名所を訪ねて?

2009年08月30日 | 旅行記

故郷越前の北に位置する古き街『三国町』を訪ねた。

三国は、九頭竜川の河口にあり、越前ガニや甘エビ、ワカメ、越前うになど豊富な海の幸の港町として

また、東尋坊や雄島などの自然豊かな観光地としても有名であるが、今回は、レトロな歴史の街の風情を感じたく覗いてみた。

最初に訪れたのは、古き名刹『瀧谷寺(タキダンジ)』で、約600年の南北朝時代に開かれた歴史的文化財の寺として古刹である。

越前では、浄土真宗の信者が大多数を占めている中で、真言宗智山派に属する寺院である。

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一歩、寺院内に脚を踏み入れると老樹古杉が鬱蒼と茂り、昼なお暗き浄土の境地の別世界の感じがした。

総門から伽藍までの約100M 程の参道の石畳は、苔むしており、過って戦国武将の朝倉や柴田勝家も歩いたそうだ。

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最初の鐘楼を兼ねた山門は、最も風格があり、スケッチの対象としては最高のポイントであった。

住職の案内で本堂と重文の名勝庭園を見て回ったが、他に見学客もなくじっくりと歴史的名勝庭園を堪能した。

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次に、訪れたのは、三国湊町の旧森田銀行本店や旧岸名邸跡などが並ぶ、古きレトロな町家を散策した。

町並は、かって遊郭として賑わった雰囲気や旧森田銀行本店内を見学したが、その店内の造りや調度品は、歴史を刻んだ素晴らしい風情を感じるものである。

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店内は、大きなものではなかったが、外壁は総タイル張りで、柱にはエンタシスのマーフッル仕上げ、金庫や暖炉など

調度品の全てが感動を呼ぶ歴史的建造物であった。

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半世紀ぶりの三国湊町訪問であったが、歴史的文化を肌で感じての一日であった。

コメント (2)
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