前回大阪で開催された世界陸上選手権が、15日からベルリンで開幕し、眠れない日々が続きそうだ。
「世界陸上選手権」は、オリンピックと並び、世界のトップアスリートが集まり、2年に一度の最大スポーツイベントである。
初日から、女子1万メートル決勝や男子100メートルが行われ、テレビ画面に吸い込まれるように、観戦していた。
ベルリンは、数年前にベルリンマラソンを走っており、東西のベルリン市街地を見ているので特別の思い入れがある。
五輪スタジアムも、いつ改修されたのだろうか?鮮やかなブルーのトラックや浅緑色のフィールドが目に美しく映えて驚いた。
男子100Mでは、日本のエース塚原選手や木村、江里口選手が全員、第1次予選を通過して日本選手のテンションが上がる。
世界最速男は果たして誰になるだろう?北京の金メダリスト「ウサイン・ボルト(ジャマイカ)」だろうか?
それとも前回覇者の「タイソン・ゲイ」か?「パウエル」だろうか?興味は尽きない・・・・・
1次・2次予選では、何れも最後は相手を眺めやりながら、余裕のジョギング走りで難なく通過していた。
我がエース塚原選手も、日本人初のファイナリストをかけて、準決勝へと勝ち残っていた。
今朝の決勝に注目したが、予想通り『ウサイン・ボルト』が、他を寄せ付けない異次元の走りで、しかも世界新記録での快勝である。
満員のスタジアムは、世界最速男に惜しみない拍手で、最高潮の雰囲気となっていて、
画面を通じてその臨場感が伝わり、思わず声が出るほど驚いた。
さらに、最も関心のあった女子1万Mには、出場選手21名の中に、日本選手が3名(中村友梨香・福士加代子・佐伯由香里)が出場である。
レース展開では、3選手とも積極的にレースを引っ張り、駆け引きも大変面白く中盤でも中村が福士が先頭争いに加わっていた。
結果は、最終周回でのケニアとエチオピアの4選手のスパートで決まったが、やはりあのカモシカのような脚とスタミナにはいつものことながら、ビックリである。
中村友梨香が7位に入賞し、続いて福士加代子がいつもの福士スマイルで9位でゴールし、笑顔で健闘を称えあっていた。
さらに驚いたのは、残念ながら先頭に2周遅れの最後尾を走っていた小柄の佐伯由香里が一人で全力で走る姿に、
場内は大拍手で声援を送り、笑顔でゴールしたときには、マスコットの「ベルリーノ」に抱き上げられてこれまた大拍手である。
成人の中に混じって子ども?の快走に、Winner より先に、特別インタビューである。
これにも、ビックリしただろうが、臆することなくインタビューに答える姿を観ていて、素晴らしい光景であった。
これから始まるアスリートの熱い闘いを楽しみしているが、TBSお決りのメインキャスターの「織田裕二・中居美穂」コンビが登場するのには、首をかしげる???
民間テレビは、定番のタレント起用が多いが、経験豊富なアスリートならともかく、素人タレントには、興醒めである。