今日9月13日は、乃木大将が没せられて丁度百年を迎え、乃木神社では百年祭が行われるので、午後から出かけてきました。
7月の明治神宮百年祭が行われた時にも訪れましたが、この日のために境内の鳥居や拝殿などが、改修工事が行われていましたが、今日は拝殿の屋根や幣殿の床などは美しく整備が終わり日の丸で飾られていました。
乃木希典大将に関する知識は、日露戦争で勝利に導いた将軍としての功績程度しか知らなかった、最近いろいろ興味を持って調べてみると、勝利したロシア軍への寛大な対応や203高地で敵味方に多くの戦死者が出たことに対しての評価など、いろいろな評価が出ており、稀代な将軍であったことを知ったところ・・・
乃木希典将軍は、明治天皇の厚い信頼を得ていたが、明治天皇が崩御された日に、夫人と共に天皇を追って自刃を遂げられたのが、百年前の9月13日だったのである。
この日は、平時は静かな境内には、舞楽の奉納や吟剣詩舞の奉納の特別ステージなど準備が行われていましたが、次々に訪れる参拝客は、幣殿前で参拝していました。
境内には、「乃木講誓詩之碑」や「教育の碑」などが置かれていましたが、明治天皇が乃木将軍に贈られた国の将来を担う子供の教育に期待した意志が込められたものだそうです。
境内の奥には、摂社の「正松神社」がありますが、乃木将軍が深く敬愛された吉田松陰の分霊を勧請したものだそうです。
宝物殿では、特別展として乃木将軍に関わる貴重な軍刀や歴史的な書面が展示されていましたが、館内には元軍兵だった方などが、貴重な遺品の前で、戦争当時の想い出を語っておられたが、じっくり聞きたい誘惑にかかれながら、社を後にした。
隣接する旧乃木邸は、既に閉門されていたが、素晴らしいレトロな西洋館や厩がありました。