世界トライアスロンシリーズの横浜大会が昨年はコロナ感染防止のため開催されず、2年ぶりに開催されテレビ観戦していました。
初日は、エリートの部で世界各国のエリートトライアスリートが集い、東京オリンピック出場権をかけて高度なレース展開が期待されていました。
コースも変更されて、山下公園をスタートし赤レンガ倉庫、横浜三塔(キング・クイーン・ジャック塔)、みなとみらい21地区など、横浜の観光名所を巡るコースが設定されていました。
本大会は、スイム1.5km、バイク40km、ラン10kmの計51.5kmのオリンピックデイスタンスで行われました。
エリート女子レースでは、日本選手7人を含み55選手が参加し、スイムでは山下公園の氷川丸近くの4個のブイを回る2周のコースで行われました。
スイムからバイクへ移るトランジションゾーンでは、激しいトップグループ争いとなり、期待した日本の上田選手は、最後部でバイクに入りランでの追い込みに期待する展開でした。
バイクコースでは、山下公園から新港パーク、赤レンガ倉庫パークを巡る4.45kmを9周する急カーブのコーナーが多いコースで行われ、ハイテクニックで抜きつ抜かれつが見られ、日本の高橋、岸本選手が3位グループの好位置をキープし、上位入賞が期待される展開となっていました。
ランでは、山下公園からクイーン塔までの2.5kmの4周コースで最後の激しい展開となり、ニブ(USA)選手の圧倒的な走りで優勝し、ラパポート選手、キングマ選手と続き、日本選手は前回4位の高橋選手が21位、岸本選手27位で期待した上田選手は、得意のランで追い上げましたが37位と期待外れでした。
男子レースでは、日本選手6人を含み66人の世界のトップアスリートが出場して行われました。
スイムでは、世界のトップスイマーが素晴らしいスピードで順位を競い合うレース展開が見られました。
バイクの1周目では日本選手を含み22選手がトップグループを作り、牽制し合いながらの展開となり、後半では41選手の大集団の先頭グループとなり、激しい競り合いとなっていました。
期待された日本の古谷選手が6週目で前輪がパンクするバイクトラブルが発生し、約1周を歩いてタイヤを交換するサイクルコーナーを探す様子が見られ、リタイアする想定外のアクシデントとなっていました。
ランに入ると、グループが大きく割れて激しい順位争いとなり、ラスト一周で外国選手3人のトップ争いとなり、ラン得意のブルンメンフェルト選手が優勝でした。
日本の小田倉選手も後半に得意のランで追い上げて、オリンピック代表権を獲得できる16位を獲得し、オリンピックへの期待が膨らんでいました。
トライアスロンは、得意の種目で抜いたり抜かれたりの展開が見られますが、予想外の様相もあり、興味が膨らむ競技となっており、二日目の一般選手のエイジレースが行われるので、楽しみです。
【掲載写真はテレビ画面から】
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