MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

鎌倉散策~円覚寺・建長寺

2012年01月20日 | まち歩き

辰年の年始にあたり、辰(龍)は昇り竜で縁起が良いとか、龍にまつわるいろいろな伝説が伝えられる中で、架空の動物の龍が描かれている鎌倉の円覚寺・建長寺の雲竜図が注目を浴びており、改めて訪れてみました。

円覚寺では、総門をくぐり境内に入ると、先ず山門(三門)の迫力に圧倒されるが、三解脱門(空・無相・無願)の象徴だそうで、その構造にも独特のものが見られ、扁額にも伝統が滲み出ています。三門には、楼上には十一面観音像や十六羅漢像などが安置されているそうで、楼上へ通じる階段や楼上の構造にも重厚さを感じます。

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仏殿に入り釈迦如来像の御本尊にお参りして、天井を仰ぐと「白龍の図」が見られ、その眼球や牙をむき出しで真っ白な龍が雲間からが迫ってくる迫力は素晴らしいものでした。よく見ると、その足の爪は3本で、中国本来の5本の爪の龍とは異なるものだそうです。

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円覚寺境内には、多くの塔頭がありますが、先ず名前につられて高台にある龍隠庵(りょういんあん)へと向かうと、仏殿や方丈、選仏場などを眺められ境内の広さを実感することが出来ます。

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階段を上りきると、洞窟や石像が多く鎮座しており、ちょっとした隠れスポットのようで、あまり訪れる人はいないようですね。

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さらに、正続院、国宝「舎利殿」、黄梅院(聖観世音像)、などを一回りしていたが、黄梅院内には、木製の珍しい仏像も見られました。

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佛日庵の前には、「白鹿洞」という小さな洞があり、案内板によると何と開山の日にこの洞穴から白鹿の群れが現れたそうで山号「瑞鹿山」が付けられたそうです。

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また、方丈の中庭には、「百観音」が鎮座しており、いつの時代のものだろうか?作者も不明ながらそれぞれの表情や姿は様々で優雅な顔や優しさなど、どの顔の表情も実に美しみがありました。

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この後、もう一つの国宝「洪鐘」の弁天堂へと洪鐘道の階段を駆け上がると、展望が開けており、弁財天を祀る弁天堂前の鐘楼には、洪鐘(梵鐘)が吊るされています。

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この後、次のスポットである鎌倉五山第一位の「建長寺」へと走り境内へ入ると、こちらも多くのツアー参拝客の姿が見られていましたが、雲竜図を見るべく法堂へ向かうと、何とこの日は先日亡くなられた天井画「雲竜図」の作者、故小泉淳作氏の葬式の準備が行われており、法堂内には小泉氏の遺影が飾られていました。

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天井を仰ぐと、日本では珍しい「五爪の龍」が鋭いかぎ爪をもった凄い迫力ある姿で迫ってきましたが、作者の遺影の上でどんな演技を示したのだろうか?

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仏殿の天井にも、約200枚近い天女や花、鳥の絵が描かれており、こちらは彩色豊かな厳かさを感じていた。

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さらに方丈へ向かうと、長く補修工事中だった「唐門」が昨年、修理改修が終わって見違えるように美しい姿を見せていました。

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唐門は、あのお江の夫である崇源院(秀忠)の霊屋の門を増上寺から移設したもので、80年の経緯により傷みが激しくなり、修復されたもので、国重要文化財ともなっている。

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その煌びやかで豪華絢爛な美しさにしばらく魅せられていた。

また、境内を抜けて参道を進み石段を上りつめて半僧坊大権現へと向かうと、さすがに訪れる参拝客も少なかったが、多くの天狗様が語りかけるように迎えてくれ、展望台からはうっすらと富士山も眺めることが出来ました。

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