MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

ぶら散歩~元麻布・麻布十番街

2022年10月26日 | まち歩き

元麻布ギャラリーで絵画展を観た後、元麻布から麻布十番街をぶら散歩してきました。

元麻布には、坂道が多く見られ坂道の街となっていて、名前の由来の案内があり、都心の歴史が刻まれた街並みとなっています。

ギャラリーを出て、オーストリア大使館前に続く急坂は、石垣や煉瓦壁の坂道となっていますが、以前は樹木が覆い茂った暗い道だったことから「暗闇坂」名付けられています。

暗闇坂を上り切った先には、「大黒坂」と「一本松坂」へと続いています。

「大黒坂」を下ると、坂の中程には名前の由来となっている大黒天(大法寺)が鎮座し、港区の七福神の名所となっています。

大黒天の先には、賢崇寺の長い参道の石畳坂道も見られます。

大黒坂を下ってパテイオ通りの「パテイオ十番広場」では、童謡「赤い靴」の主人公のきみちゃん像が見られ、きみちゃんは、”~赤い靴を履いてた女の子~”の歌では 異人さんに連れられて外国へ行っちゃった~と唄われていますが、病気でアメリカには行かずに亡くなられた可愛いおさげ髪姿のきみちゃんが今も散歩人の人気を呼んでいるようです。

パテイオ十番から雑式通りを経て善福寺へ向かいました。善福寺の参道脇には、「柳の井戸」があり、弘法大師が柳の小枝の杖を地面に突きたてたら地下から清水が湧き出てきた湧き水で、今も水が流れて都内では珍しい湧水で、麻布七不思議の一つとなっています。

麻布十番の名所「善福寺」は、平安時代に弘法大師により開山された古刹の浄土真宗本願寺派のお寺で、幕末時代には初代アメリカ公使館となり、日米友好の礎にもなった名寺となっています。

「勅使門」と言われる中門には、寺紋の飾りや鬼瓦など立派な風格ある景観が見られます。

境内の色づき始めた大銀杏の下には、公使館跡の記念碑が立ち特別史跡となっています。

善福寺の最大の見どころの「逆さ銀杏・公孫樹」は、樹齢770年、幹回り10m、高さ35mの都内最古の巨木で、親鸞聖人が立てた杖がそのまま地に生えて大木となりその形から逆さ銀杏と呼ばれているそうで、国の天然記念物に指定されています。

巨木の幹には、多くの気根が垂れ下がり、焼け跡のような炭化した姿が見られます。

銀杏の木の前には、シャンソン歌手の越路吹雪さんの石碑が置かれ、台座には愛の賛歌の歌詞が書かれています。

善福寺からパテイオ通りに戻り、七福神宝船のお社と言われる「十番稲荷神社」に立ち寄って参拝していました。

 

境内には、にこやかな姿の七福神が乗ったの「宝船」と縁起物の「かえるさん」の石碑が置かれ、参拝者にご利益を授けています。

カエルさんは、やけど・火防災・無事かえる・若がえるのお守りとして、福を呼ぶお守りとして人気の蛙さんとなっているようです。

稲荷神社の傍には、人の骸骨を張り付けた異様なモニュメントも見られます。

都心の中で歴史を物語る光景など下町らしい雰囲気を漂わせる街並みを味わったあと、芝公園へと向かいました【続く】


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