今日も朝から小雨降るぐずついた天気でしたが、ジョギングには走りやすい気温となっており迷わずに引地川へと出て遊歩道を走ると、稲穂が実り収穫時期も近くなった田園風景が拡がっていた。
春に近くの小学校の子ども達が田圃に入って田植えを行い野外活動をしていたが、見事に実っており、子ども達が工夫して立てたという案山子が、稲穂の警備をしていたが、収穫時の刈り取りには、子ども達はどんな様子を見せるのだろうかと期待感が湧いていた。
この日は、引地川上流の湘南台方面へと進み、イトーヨーカドーで開催される「藤沢市果樹持寄品評会」へと向かった。
毎年、この時期に開催されるこの品評会では、市内の果樹生産者が日頃の技術と工夫を重ねて作られた自信作の果樹(ナシ・ブドウ)を持ち寄ってその品質を競い、藤沢産果物を紹介する品評会と、審査のあとで即売会も行われていた。
ことしも ご贔屓にしている飯島果樹園の「藤稔」が出品されると聞いていたので、駆けつけてみていたが、梨は幸水や豊水など約40点、ブドウは藤稔や紅善など約40点が、農協や技術センターなどの審査委員により、一個づつ外観や糖度、食味などチェックされていたが、審査結果の発表までは、1時間以上待たされていた。
藤稔は、知る人ぞ知る藤沢生まれの高級ぶどうで、主に贈答用として使われているようですが、とにかく大粒で甘みが強くジューシーな味が人気を呼んでおり、藤沢ブランドとして好評を得ているそうです。
飯島果樹園とは長いお付き合いで、毎年、親戚や知人に贈っているが、こんな美味しい葡萄は食したことがないと評判で、販売所で求めるのも予約しておかないと買えないほどの超人気となっているので、今年の結果が期待されていた。
結果は、今年も飯島果樹園の藤稔が高い評価を受けて、「優等賞」を獲得されて、仲間の方から祝福を受けていたが、毎年入賞されているので、先に贈っていた方々へ報告しておいた。
出品者によると、今年は天気は良かったが梅雨時期に雨が少なかったので、水やりに大変苦労が多かったようで、粒が例年より小粒で、収穫時期も遅れているそうですが、販売所で求める藤稔は、例年同様に巨峰の1.5倍もある大粒で黒光りして貫録すら感じている。
藤沢産の藤稔は、その出荷量も少ないようで市場には余り流通しておらず、時々スーパーで見かけるが、山梨産が多いようで、今や希少価値さへ出ている貴重品となっているようだ。
即売会では、入賞商品は格安で即売されていましたが、全て抽選となっており30倍近い競争率となっていた。
藤稔という品種はじめて知りました。